医学部受験生、勝負の夏にコーチが必要なワケ

1対1の対話が可能にする「学習の質」向上法

国公立大学の医学部受験者数が増加に転じる

まずは、初めての大学入学共通テストのおさらいから。「教育関係者の多くは、従来の大学入試センター試験(センター試験)よりも共通テストのほうが難しくなると考えていました。センター試験は平均得点率が62~64%になるように作られていましたが、共通テストでは10%くらい下がるというのが大方の予想でした。しかし、実際には前年より平均点が上がるという結果になりました。急にテストを難化させると影響が大きいので、難易度を落としたのでしょう」と総括するのは医系専門予備校メディカルラボ東京新宿校 校舎長の野水翔太氏。試験内容についても「知識・技能から、思考力・判断力・表現力を中心とした評価へ軸足を移したことで、設問や出題形式が変わった」と続ける。

思考力・判断力・表現力を問う出題は、すでに2~3年前から私立医学部の入試で始まっている。野水氏によれば「これまでのマーク式から、出題の一部を記述式に切り替えて英作文を書かせる大学も出てきている」そうだ。

変化がもう1つ。ここ数年減少傾向にあった国公立大学の医学部受験者数は増加に転じた。

野水翔太
メディカルラボ東京新宿校
校舎長

「経済が落ち込むと医歯薬系大学の人気が高まる傾向があります。加えて、今回は連日のように医療現場の様子が報じられたことで、医療の大切さが浸透し、医学部を志す人が増えたのではないかと思います。私立大学の医学部に関しては受験者数が減少しましたが、これはコロナウイルス感染症対策として、地方にお住まいの方が東京で行われる試験会場への移動を控えたことが原因と考えられます。総じて、医師になりたいという人が増える傾向は今後数年続くものと見ています」

来年の医学部入試、3つのポイント

「こうしたことから言えるのは3つ」と野水氏は指摘する。「まず、22年度の共通テストは、おそらく難易度を上げてくるということ。次に、思考力・判断力・表現力を意識した新しい出題傾向への対策が、21年度以上に必要なこと。そして、増加するライバルに勝つために、学習時間をより多く確保しつつ、学びの効率と質を上げること」だ。

ただでさえ大学受験で最高難易度といわれている医学部合格のハードルが、ますます上がると感じる受験生もいることだろう。だが、「受験生自身の強みと相性のいい大学を見出すことで、合格の可能性を高めることができます」と野水氏は力を込める。

入試の出題傾向・形式は大学ごとに特徴がある。解答形式がマークか記述かという違いはもちろんのこと、難問を出題する大学があれば、平易な問題で高得点を求める大学もある。また、問題数が多くスピードを重視するところがある一方、少ない問題数でじっくり考えさせるところもある。

受験生も問題の解き方や解くスピード、得意・不得意分野など、それぞれ異なる学力特性を持っている。模試の偏差値だけで判断するのではなく、受験生の強みと出題傾向が合う大学を受験すれば有利になり、合わない大学を受験すれば不利になるということだ。

メディカルラボはこの点に注目し、各大学の出題傾向を詳細に分析、把捉したうえで受験生の特性と合う大学を見つけ出し、受験校の1つに加える受験校決定戦略「マッチング指導」を採用している。

情報収集・分析は「メディカルラボ情報研究所」が行い、全国の校舎に共有。受験生の学力特性は入校前にレベルチェックし、個人プロフィールリストをもとに、面談できめ細かなヒアリングを行い把握する。それを踏まえ、一人ひとりに適した個別カリキュラムを作成し、志望校に的を絞った効率的な学力強化を図っていく。

医学部受験生の夏は「学習時間と質のかけ算」で

自分の学力特性と大学医学部の相性を判定する機会が、高校3年生・高卒生を対象にした「メディカルラボ私立医学部模試」だ。毎年2回、6月と10月に実施。全国26カ所の指定会場のほか、自宅でも受験できる。

特徴は、一般的な模試のように偏差値を基準に判定しないことだ。単元の理解力だけではなく、スピード、記述力、読解力など入試問題で求められる要素をチェックして、総合的に学力特性を測定。メディカルラボが独自に算出した大学別パーソナルスコアに照らし合わせて、合格可能性を的確に判断する。

「模試の結果である個人成績表では、私立医学部全31大学について判定し、合格可能性の高いマッチング順位も1位から31位までお知らせします。受験生にとって重要な夏を迎える前に、現在の実力や志望校の合格可能性などを知ることで、今後の課題を把握し、合格に向けたロードマップを描けるのではないのかと思います」

個人成績表には科目別成績、学力特性、大学マッチング順位、第1~4志望校判定、第1志望校合格のための対策を示した「第1志望校詳細」など、仔細な情報が記載されている。その内容はWeb成績表でも見ることができ、さらに全31大学についての詳細な結果情報も確認できる。

「夏は受験生、とくに現役生にとっては、まとまった時間を確保する絶好のチャンスです。受験生には、医学部合格のために1日10時間の勉強が必要だと伝えていますが、夏を前に自分が何をどのような順番でやっていけばいいのかわからなくなったり、すでにできる問題を何度も解いたりして、無駄に時間を費やしているケースが多々あります。時間とともに学習の質も見逃せません」と野水氏は指摘する。

そこで、例えば模試やメディカルラボ独自のテストである、「医学部到達度テスト」の結果を見て、そこから夏の勉強を組み立てるのも1つの方向だろう。「実際、私立医学部模試や『医学部到達度テスト』をきっかけに夏期講習を受講されるかたも多くいらっしゃいます」と野水氏。「私どもとともにしっかり学習計画を立て直して、基礎・応用力を伸ばし、重点校対策をしていくという方法で、学習の質を高めることが可能です」と自信を見せる。

受験生に寄り添うコーチングが成果につながる

そうしたアドバイスをできる理由は、メディカルラボが完全個別主義を採っていることに行きつく。受験生それぞれの学力、志望校が違うのだから、合格までのアプローチも違う。医学部合格への最短ルートを導き出すために、志望校の合格ラインを踏まえて、合理的に不得手な科目を克服し、得意科目をさらに伸ばす個別カリキュラムを作成し、マンツーマン授業を行うのがメディカルラボだ。

講師は専任のプロ。目の前の受験生の理解に応じながら授業を進め、日々の学力の変化を確認しながら、適宜カリキュラムを更新し、合格まで一緒に走り続ける。科目別講師のほかに担任もつく。担任は講師から生徒の様子を聞くだけではなく、本人からも学習の進捗状況や心理状態を聞いてフォローする。

「私たちのやっていることは、ティーチングではなくコーチング。受験生が目標達成のために必要な知識は何かを示し、個別対応で備えていただくことが大事で、それは集合授業では成し得ません」

夏にやるべき大切なことは、もう1つある。11月下旬~12月上旬に実施される総合型・学校推薦型選抜(推薦入試)の対策だ。推薦入試は医学部合格の可能性を高める選択肢の1つだ。「現役生、一浪生まで」という受験資格や、出身高校・居住地など「地域枠」の制限があったり、ほとんどが専願制であったりするため、一般入試に比べ志願者倍率が下がるからだ。

とはいえ、医学部の推薦入試も難関であることに変わりはない。

「地域枠であれば地域医療問題についての出題を考慮しなければなりませんし、私立の多くは推薦入試の過去問を公表していないため、推薦入試特有の対策が必要になります」

もちろん、メディカルラボでは推薦入試の情報を集約。個別カリキュラムに従って大学ごとの推薦入試対策の授業を展開し、サポートを行っている。

医学部受験の夏は合格に向けて大きな意味を持つ時間となる。メディカルラボは「医学部【総合型・学校推薦型選抜】を知る」「医学部入試合格ガイダンス-入試分析編-」といったテーマを設け、無料の公開講座を随時実施。大学の担当者を招き、直接話を聞ける「大学入試説明会・分析会」も7月4日(日)に開催する予定だ。

秋以降の学び、自信に結びつけるためにも、この夏の過ごし方が問われている。

「メディカルラボ私立医学部模試」が自分の学力特性と大学医学部の相性を判定する機会となる

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