青学原監督「1番目指すべき理由」プレモルと語る 最良の結果を生むための「最高のオフ」と仕事

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青山学院大学陸上競技部の指導者として2015年の箱根駅伝で往路復路を制し、同大史上初の総合優勝に導いた原晋監督。以来、強豪校として輝かしい成績を収め、今年の箱根駅伝では2年連続6回目の総合優勝は逃したものの、復路では意地を見せ、復路優勝を勝ち取った。現在も青山学院大学地球社会共生学部教授を務めながら、陸上団体役員やスポーツアドバイザーのほか、テレビのコメンテーター、解説者としても活躍する。さまざまなシーンで緊張感のある日々を送る原監督にとって、最良の結果を生むための「最高のオフ」とは何か。話を聞いた。

陸上部監督、大学教授として大学のキャンパスやグラウンド、陸上部の寮の間を往復し、時にテレビ局ではコメンテーターの仕事、またはスカウトや講演で全国を駆け巡る。そんなエネルギッシュな原監督の忙しい日常や仕事のやり方はコロナ禍でどう変わったのだろうか。

「コロナ禍で思うように練習ができない分、学生には不安を持たせないように、より学生の心に寄り添ってあげるようにしています。いつもより熱量を持って言葉を発し、安心感を与えるような接し方に変わりました。今は学生の心を見る指導スタイルを取っていますね」

箱根駅伝で何度も栄光の座を勝ち取ってきた原監督。結果を出すために意識していることとは何なのだろうか。

「私は基本的に仕事が好きな人間です。だからこそ、より新しいものを探していくチャレンジ精神を忘れないようにしています。誰しも年齢を重ねれば、チャレンジすることが怖くなります。失敗したらどうしよう、今まで築き上げてきたものがすべてなくなるかもしれない。いつまでもそんな心境では前進することはできません。私も新しいものをつくり上げていくマインドを忘れないよう、昨年9月には一般社団法人アスリートキャリアセンターを立ち上げました。そこでは今、『絆ランニングクラブ』という活動を通して、市民ランナーの皆さんとランニングを楽しむ仕事や、市民ランナーからニューイヤー駅伝にチャレンジできるような環境づくりなどに着手しています」

指導はつい、熱を帯びる。教え子や陸上のことは24時間頭にあるそうだ

オンオフの切り替えは、ザ・プレミアム・モルツで

ただ、忙しい日々であっても、オフの時間にしっかり休憩を取ることは大切なことだ。そんなオンとオフの切り替えを原監督はどのように行っているのだろうか。

「実は私はオンとオフの切り替えが苦手なのです。仕事が好きな分、仕事も生活の一部になってしまいがちなんですね。妻との晩酌の際も、ついつい仕事や学生の話をしてしまいます。ですので、スケジュールを立てるときには1カ月に最低1回は完全な休日を入れて、何もしない時間をつくろうと努力をしています。結局、月1回あるかどうかですけど……(笑)。寮で学生の子たちと同じ屋根の下に暮らしているので、平日や休日はあまり関係なく、何らかの予定が必ず入っていますね」

それでも原監督に疲労の様子はない。その秘訣はプライベート感を出すような仕事のやり方をすること。もちろん仕事には、つねにまじめに向き合いつつも、その場を楽しい空間に切り替えることを意識しているのだ。だからこそ、原監督が日々の生活の中で、オンからオフへスイッチを切り替えるときに必ず行う儀式があるそうだ。それがザ・プレミアム・モルツを飲むことなのだという。

「私は夕方5時を過ぎれば、お酒を飲んでいいことにしています。そこからはオフということです。仕事が終わって、夕方から風呂に入り汗をかいて、よし!プレモルを飲むぞ、となる(笑)。風呂から上がって食卓でプレモルを一杯ぐいっと飲む。すると、頭の中が和らいできて、オンからオフへと切り替わっていく。妻と一緒に晩酌をする時間は、至福で豊かな時間ですね」

「本当にうまいんだよなあ」と、何度も言う原監督

最高のご褒美時間が、明日への活力になる

そんな原監督にとって最高のご褒美時間とは、どんな瞬間なのか。

「私にとってのご褒美時間には、おいしい料理とおいしいお酒が欠かせません。おいしいお酒、プレモルですよね。妻とは毎晩、晩酌を楽しんでいます。ですが、やはり教え子たちと飲むときは、とりわけ楽しいです。かつての教え子であれば、昔話をしながら、彼らが今仕事でつらいこと、楽しいことを聞いたり、時には結婚の報告を聞いたり。現役で選手を続けている教え子なら、努力して自己記録を更新した話を聞くなど。私は、とにかく人間が好きで、人間に興味があるので、話を聞くことがとても好きなんです。飲みながら、いろんなことを話す。私にとって最高のご褒美時間は、そんな時間ですね。その傍らには、いつもプレモルがあります」

今回、原監督にはザ・プレミアム・モルツと、〈香る〉エールを愉しんでもらった。「世界最高峰のビールをつくる」という挑戦のもと、サントリーから生まれたのが、“華やかな香り” “深いコク” “心地良い後味”のバランスが特長のザ・プレミアム・モルツと、“フルーティで豊かな味わい” “かろやかな余韻” が特長の〈香る〉エールだ。原監督に、この2つのビールをどのように飲み分けるのかと聞くと、次のような答えが返ってきた。

「〈香る〉エールはちょっと気分転換したいときにいいでしょうね。ちょっと落ち着きたかったり、新たなマインドにスイッチしたりしたいときにうってつけでしょう。とくにクリエーティブな仕事には向いているかもしれません。一方、ザ・プレミアム・モルツはもうビールの定番だと言っていい。気の置けない友人や教え子を家に呼んで振る舞うときでも、ザ・プレミアム・モルツなら、おもてなしで何も心配する必要はありません。むしろ原家の食卓の信用力が増すくらい(笑)。私の中では、そんなビールとして自分の生活に定着しています」

「とにかく人が好き、人と飲むお酒も大好きだ」と、笑顔でプレモルを口に運ぶ

「1番」は「1番」を呼び込む。だから「1番を目指す」

ザ・プレミアム・モルツは「世界最高峰のビールをつくる」という志のもと、さまざまな工夫と努力が積み重ねられてきたが、原監督が最高のチームをつくり上げるために努力していることとは何だろうか。

「指導の際も自分が答えを指し示すのではなく、学生から答えを引き出すような仕掛けをするように心がけています。こちらが一方的に指示するのではなく、どのように陸上に向かっていきたいのか、どんなチャレンジをしたいのか。学生たちに未来志向を持たせ、彼らのチャレンジを支えていく。従来のような君臨型のリーダーではなく、尋ね人のような“サーバントリーダー”の役割を果たそうとしているのです」

日頃から最高級のものに触れることはどのような有用性があると原監督は考えているのだろうか。

「やはり1番は1番を呼び込んでくると思うのです。私も1番になったことで、違う業界の1番の方から仕事をしたいとお声をかけていただくようになりました。1番になった方々からさまざまなノウハウを学ぶことが、最終的には陸上で役立っていますし、1番になることはとても重要ですね」

そう語る原監督だが、今後どのような目標を持っているのだろうか。

「私にとっては、箱根駅伝を通して、社会に有益な人材をつくっていくこと、それが変わらぬ一丁目一番地です。すべてはその理念に基づいています。そのうち、陸上選手が女優さんと結婚できるようなことがあったらいいな、なんて思っています。冗談ですけど……(笑)。そのくらい、陸上選手や陸上界のステイタスも上げていきたいですね。これからも頑張ります」

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