任天堂は今期も連続減益。ゲーム機ハードの勢いが鈍化、無料ゲームの普及も影響か
ゲーム業界では目下、携帯電話ゲームなどの新興勢力が急成長中で、主婦層などのカジュアルユーザー(=初心者)を取り込んでいる。これに加え、世界的な消費不振の影響もあり、従来の家庭用ゲーム市場は日米欧ともに頭打ちの状況だ。また、収縮したパイの中での競争が激しく、「NewスーパーマリオブラザーズWii」のように大ヒットするソフトと、そうでないソフトの差が明確になっている。期待の商品が大コケする危険性が、以前よりもいっそう増しているといえる。
期待の3DSで、世間をあっと言わせる「遊び方」を提案できるのか。任天堂の今期と来期の業績は、この新機種にかかっていると言っても過言ではない。3DSの販売時期やスペックなどの詳細は、6月に開催されるE3(米国のゲーム見本市)で発表される予定だ。
(梅咲 恵司)
《東洋経済・最新業績予想》
(百万円) 売 上 営業利益 経常利益 当期利益
連本2010.03 1,434,365 356,567 364,324 228,635
連本2011.03予 1,400,000 320,000 320,000 200,000
連本2012.03予 1,500,000 340,000 340,000 205,000
連中2009.09 548,058 104,360 110,613 69,492
連中2010.09予 550,000 120,000 115,000 70,000
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1株益¥ 1株配¥
連本2010.03 1788 930
連本2011.03予 1564 830
連本2012.03予 1603 870-900
連中2009.09 543.4 270
連中2010.09予 547.4 310
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