「ときめき」の哲学で選ぶPCモニターのススメ テレワーク常態化時代のガジェット美学

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テレワークの広がりとともに自宅での作業環境に注目が集まっている。いすを新調して体にかかる負荷を減らそうとする人も多いが、実はモニターでも体勢が変わってくるという。さらに、仕事で使うならスペックも重要だが、自宅に置くとなるとデザインにもこだわりたい。そんな「欲張り」な人が選ぶモニターの基準はどういったものだろうか。
デザイナー・フォトグラファーとして制作会社に勤める傍ら、「シンプルでこだわりのあるライフスタイル」をコンセプトに、YouTubeやブログでガジェットなどの情報発信も行っているフジタユウト氏に聞いた。

「デスク周りをすっきりさせたい」

――現在のテレワークの状況や、家でのPC環境についてお聞かせ下さい。

フジタユウト
デザイナー/フォトグラファー。「シンプルでこだわりのあるライフスタイル」をコンセプトにYouTubeやブログ、各種SNSで情報発信を行っている。「シンプルを究めた機能美が好き」と語る

僕が今勤める会社は、新型コロナ禍の前からテレワークを解禁していて、緊急事態宣言中はほぼ在宅で仕事をしていました。今は出勤する日とテレワークが半々くらいです。休日も基本的にはYouTubeなどの更新作業をしているので、自宅で一日中PCに向かっている日は多いですね。

以前はデスクトップPCに別売りのアームスタンドを付けて使っていましたが、いつでもどこでも仕事ができるようにしたいというのと、インテリア的にもデスク周りをすっきりさせたいなと思って、半年前から家ではノートPCだけのスタイルにシフトしました。

――「シンプルでこだわりのあるライフスタイル」を発信されていますが、モノを選ぶときはどういった点を重視していますか。

「シンプルかどうか」「デザインが洗練されているかどうか」といった見た目の要素と、多少値段が高くても長く愛用できるかという点も大事にしています。使っていて心地よい、ときめきを感じるものを選びます。

また、テレワークが増えた昨今、「いかに整然としたデスクづくりをするか」にこだわる人は増えているように思います。デスク上のコード収納術などの発信はWeb上で人気ですね。

「画面小さい、背中痛い…」テレワークの苦悩

そんなフジタ氏に、LGエレクトロニクスの「LG UltraWide Monitor」を体験してもらった。人間工学に基づいて開発されたモニターは彼のデスク環境や作業効率をどう変えたのだろうか。

――デザイン作業や動画編集などでは長くPCで作業をされているとのことですが、今のPC環境での悩みはありますか。

ノートPCだけだと画面が小さく、1画面につき1アプリの表示にして画面を切り替えながら作業しているのですが、効率があまり上がらないのは課題に感じていました。また、目線がどうしても下がるので、最近は背中の痛みに悩まされることも多く、痛すぎると作業を中断することもありますね……。

――では、「LG UltraWide Monitor」を使ってみて改善されましたか。

はい、「ウルトラワイド」は横に広い大画面なので、2分割表示しても広々作業ができて、サクサク進めることができました。例えば、デザイン作業を行う際には、ディレクターが作った構成案を左側半分に表示し、それを見ながら右側半分でデザインをしてみましたが、1つの画面で作業できるとミスも減りますね。
※画面サイズは通常の2560×1440(QHD)と比べ、約1.3倍長い3440×1440

写真や動画の編集の際も便利でした。表示領域が広いので写真素材を選びやすいですし、動画は普段の画面だと、横のスクロールを駆使して編集していくのですが、このモニターは横幅が広いので、横スクロールしなくても一画面で作業できます。「10分後はどんな場面だったか」といった確認もすぐできるので、かなりの時短になりました。

このモニターなら、僕のようなクリエイティブ職だけでなく、画面を広々使えるので複数ウィンドウを開いて行うことが多い事務作業の効率化にもつながると感じました。

――「LG UltraWide Monitor」は、画面の位置を自在に調整できるのが特徴的ですが、悩んでいらっしゃった作業中の「背中の痛み」は軽減されましたか。

角度や高さなどアームの調整が自由自在にできたので、心地よい姿勢で作業レイアウトを変えられ、背中が痛くて作業を中断するということがなくなりましたね。

PCの画面を閉じてモニターを正面に配置したり(外付けキーボードとマウスがあれば可能)、ノートPCをサブディスプレイにしたりして、上部や横にこのモニターを配置するなどいろいろな使い方をしてみましたが、作業内容によってレイアウトを幅広く変えられるというのは、長く使ううえでポイントが高いと思います。

身体への負担を考慮して立って仕事をする人も増えているので、そんな人にも合うのではないでしょうか。

こだわる人の「ガジェット美学」を聞いてみた

――「デスク周りをすっきりさせたい」ということでしたが、今回のモニターをデスクにセットしてみてどうでしたか。

ベゼル(画面の黒い縁)がかなり細いので、アームを付けると画面が宙に浮いているかのようにスマートに見えて、インテリアの邪魔になりませんし、スタンド内にコードを収納できるので、見た目がすっきりします。

今回のモニターはかなり満足したので、またモニターを導入したいな、とけっこう心が揺らいでいます(笑)。いい意味で予想外だった点は、取り付けの簡単さ。以前にモニターとモニターアームを別々で購入して取り付けたとき、割と時間がかかることもあったので、今回も「取り付けるぞ」と意気込んでいたのですが、1分くらいですぐに終わってびっくりしました。

――モニターを選ぶ際に重視する点についてお聞かせください。

モニター画面で指紋が目立つことや反射をすることが嫌なので、モニターはいつもマットで反射しないノングレアのタイプを選びます。このモニターもノングレアだったのでよかったなと。

また、デザインや写真・動画編集を行うので、色調が繊細に出てくれることを重視しています。今回のモニターはsRGBカバー率99%とのことですが、実際にPCの表示色や出力した色と全然違うということはなく、安心してクリエイティブ系の作業もできます。

僕は普段、夜になるとスマホのディスプレイをナイトモードにするなど、日頃からブルーライトカットに気をつけているのですが、このモニターにも「ブルーライト低減モード」が備わっていて、目にやさしい点もプラスでしたね。

少しマニアックかもしれませんが、「アームスタンド」の見た目の美しさも大事です。今までアームスタンドもいろいろ試してきましたが、カクカクとした「機械的なダサさ」が気になることがありました。このアームはとくに直線のラインがとても美しく、アームとアームの継ぎ目もキレイですね。

――「LG UltraWide Monitor」は、どんな人におすすめでしょうか。

どんな仕事も画面が大きいほうが圧倒的に作業効率はいいはずなので、テレワークをするすべての人におすすめ。デスクをすっきり見せたい人やデザイン重視の人も気に入ると思います。

また、規格の関係でアームスタンドが付けられないモニターもあるので、アームスタンドがセットになっているこの商品はモニター初心者にも扱いやすいです。取り付けに手間取るアームスタンドも多い中、これはデスクへの設置もすぐできますし、誰もが導入しやすいモニターではないでしょうか。

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