1日3億人が参加、意外と知らないZoomの技術 「すべての機能を使いこなせなくてOK」の真意

拡大
縮小
新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、ビジネスパーソンの働き方は大きく変化した。とりわけ、新たな“働き方様式”として定着したのがウェブ会議だ。社内会議はもちろん、取引先との打ち合わせや商談・営業などで活用されることがすっかり日常化している。一方で、リアルオフィスへの出社と在宅勤務などのリモートワークが共存する職場も増えてきた。そんな中で、ウェブ会議のあり方はどう変わっていくのだろうか。その代名詞的存在となっているZoom Video Communications, Inc.の日本法人、ZVC Japan(以下、Zoom)に話を聞いた。

どこもニューノーマルな働き方を試行錯誤している

コロナ禍でビジネスパーソンが最も影響を受けているポイントの1つは「働く場所」だろう。在宅勤務に加え、コワーキングスペースやワーケーションの利用など選択肢は大きく広がった。感染防止対策のためだけでなく、効率や利便性の向上を視野に入れて場所を選んでいる人も多いのではないか。

緊急事態宣言中は在宅勤務をしていたが今はオフィスに通勤しているという人もいれば、2020年から今までずっとフルリモートの人、毎日リアルオフィスに出勤している人まで、職場や立場によってさまざまだ。同じ職場の中でも在宅勤務とオフィス勤務が共存する、いわば「ハイブリッドな働き方」が浸透してきている。

しかし、コロナ禍に見舞われてからまだ1年強。従来の「リアル」に慣れた状態から、ハイブリッド型に完全にシフトするのは容易ではない。多くの企業の実情に触れているZoomの澁谷洋猛氏も「どう働き方を変えていくか、どの会社も試行錯誤をしている段階」だと指摘する。

Zoom アカウントエグゼクティブ
澁谷 洋猛

「コロナ禍は、誰にとっても初めての出来事。ユーザーから『どんなコミュニケーションが正解なのか』と切実なご相談を受けることも多いです。まずは試行的なフォーマットをつくり、数カ月の短いスパンで見直しを繰り返すことにより、方法論が出来上がっていくのではないでしょうか」

とはいえ、ビジネスはつねに待ったなしだ。ルールが固まり、その運用に慣れるのを漫然と待つわけにもいかない。そこで、新しいコミュニケーションツールとしてZoomが用意したのが「Zoom Rooms」だ。AIを活用した顔認識システムや、ホワイトボード機能やファイルの共同編集機能を搭載。さらに非対面・非接触のニーズに対応した設計となっている。

こちらのページから無料でダウンロードできるホワイトペーパー(PDF)では、これらの詳細や意外と知られていないZoomの機能、その技術的な背景なども解説している。ニューノーマルのワークスタイルを確立する際の参考資料として、ぜひ有効活用してほしい。