
― お二人がアクセンチュアに入社した理由を教えてください。
ゲルバー 私は学生時代に日本へ留学していたことがあり「日本で働く」ということが夢でした。
大学を卒業した後、国際交流員として2年間宮古島で働きました。その後ドイツでアクセンチュアに入社、日米独の3カ国のプロジェクトに参加し来日、駐在したことをきっかけに、日本のアクセンチュアに転籍しました。
植野 私は、新卒時は自動車メーカーに入社しました。周囲の人にも恵まれ、仕事はやりがいがありましたが、プライベートの転機もあり、転職を考えるようになりました。転職にあたっては、会社や業界の枠を超えて通用するスキルを身に着け自分の市場価値を高められる仕事がしたいという思いが強く、アクセンチュアを選びました。ここなら論理的思考力や分析力、プレゼン力など全ての業界で通用する基本的なスキルを極限まで磨くことができると思ったんです。
― 実際に入社してみて、社内の雰囲気はいかがでしたか?
植野 とてもオープンな社風であることに一番驚かされました。アクセンチュアには「Think Straight, Talk Straight」という言葉があるくらい、立場に関係なく自分の考えたことを、臆することなくしっかり伝えることが求められる社風なのです。
ゲルバー 私がアクセンチュアに入って印象的だったのは皆がすごく泥臭いこと。コンサルティング業界はもっとドライで高飛車、上から目線の人たちばかりだと思っていたのですが(笑)、愚直に仕事へ取り組む人の多さに驚かされました。あともうひとつ、社員同士の協働体制が根付いていることも意外でした。わからないことが出てきたら何でも助け合う。部門や国境を超えたチームワーク、ネットワークで課題を解決する。そんな企業風土なので、実は人間性が非常に重視されるんです。
ゲルバー・ダニエル
ドイツ出身。学生時代の交換留学をきっかけとして日本に関心を持つ。アクセンチュアのドイツ法人に就職後、日本での勤務を志願し駐在、後に日本法人に転籍。コンサルタントとして5年のキャリアを経た後、教育分野に興味を持ち人事部に希望して異動。組織開発などを担当する。
ゲルバー 「自分の市場価値を高めましょう」ということを社長や人事部長がよく話しています。私自身、ヘッドハンターから定期的にどういう人が求められているかアドバイスを聴くようにしていますし、そうやって市場にどんなニーズがあるか確かめながら自分磨きをしている社員は多いですよ。
植野 会社にいながらまるで転職するかのようなキャリアチェンジを経験できるのも魅力ですね。社内では常にプロジェクト単位で人材募集が行われていて、自分がやりたいと思ったら手を挙げれば携わることができる。たとえばいまの業務で「身につけたいスキルを獲得できた」「次のステップへいきたい」と思ったら、お客様や業界を変える希望を出してみたり、取り組むテーマを変えてみたりと、全く違う環境で働くことができるのもこの仕事の醍醐味だと思います。
― アクセンチュアは社会貢献活動にも力を入れていますね。
マネジャー
植野蘭子
自動車メーカーの人事部を経て2006年入社。通信、製造業、エネルギー、金融業界等を担当するコンサルティング業務に従事。2度の出産を経て、復帰後には企業市民活動の一環であるプロボノ・プロジェクトにも参加。
植野 アクセンチュアでは「コーポレート・シチズンシップ活動」に積極的に取り組んでいます。CSR部門などの特定の部署の活動ではなく、現場でコンサルティングなどの業務に従事する社員一人ひとりが主体となって取り組むことのできる活動です。アクセンチュアでは現在グローバル共通のテーマとして“Skills to Succeed”を掲げています。アクセンチュアが事業活動で培ったノウハウを生かし、世界中の様々な人に、社会に進出するためのスキル、就業や起業のためのスキルを身につけてもらうための活動です。例えば途上国では識字率の向上などがそれにあたりますが、日本では将来の国の競争力に関わる問題として「次世代グローバル人材の育成」「若者の就業力・起業力の向上」「人材ダイバシティーの促進」という三つのテーマに取り組んでいます。この活動の大きな特徴はアクセンチュアが社員の時間とスキルを無償提供し、各領域で課題解決に取り組むNPO法人と協業して課題解決に取り組んでいることです。参加するメンバーは通常業務のコンサルティングと同じサービスレベルとコミットメントで社会貢献活動を行っているのです。
私は中でも「人材ダイバシティーの促進」に取り組んでおり、障がい者が働く福祉事業所の経営支援の一貫として、福祉事業所で作る商品の開発や事業化に携わってきました。また認定NPO法人フローレンス様と共に、中~重度の障害を持つ子どもを長時間預かり両親の就労を支援するという、全国でほとんど例のない保育園の事業プランを作成しました。
― お二人は今後、どのようなキャリアを歩んでいきたいとお考えでしょうか?
植野 私は基本的にハプンスタンスで、厳密なキャリアプランを立てないでこれまで過ごしてきたので、将来についても確たるキャリアプランはありません。ただ最近よく思うようになったのが「好きなこと」と「得意なこと」は必ずしもイコールではないということ。これまでは自分が好きなことを起点にして仕事をしてきましたが、今後は自分の得意なことや周囲から特に求められていることが何なのかを考えながらキャリアを積んでいきたいと考えています。
ゲルバー いま携わっている組織開発が自分にとてもフィットした仕事なので、業務としてはしばらくそれを続けていきたいと思います。昨年息子が生まれたのをきっかけに、在宅勤務制度などを上手く活用するなどワークライフバランスについて以前よりも大切に考えるようにもなりました。一方で中長期的なキャリアとしては、日本だけでなくもっと大きな舞台、グローバル全体で国境を越えて仕事をしていきたいという思いもあります。アクセンチュアでは海外で働くチャンスも数多くありますから大いに活かしていきたいです。
― 本日はありがとうございました。(了)
