Web会議ノイズを消す、驚きのPCを体験 座談会から見えた、ビジネスパーソンのリアル
長谷部寿さん(20代・男性):不動産会社の情報システム部門に所属し、サーバーやネットワークの運用を担当。在宅勤務は週3日ほど。
渡辺かおりさん(30代・女性):Webサービスを手がける制作会社で営業に従事。在宅勤務は週4~5日とほぼフルリモート状態。
平岡桂さん(40代・男性):機器メーカーの経理を担当。2020年より、週3日程度の在宅勤務を継続して続けている。
寺島直樹さん(40代・男性):広告会社でマネジメントを担当。2020年4月の緊急事態宣言発出以降、ずっとフルリモート。リモート会議の頻度も日に3回程度と多め。
「こんなリモート会議はいやだ!」本音合戦
――皆さん、リモート会議に参加される機会が多いと思います。困り事があれば教えてください。
長谷部:僕の自宅が大きな道路に面していて、救急車やパトカーのサイレンがしばしば聞こえるんです。PCがサイレンの音を拾ってしまうのでミュートにせざるをえず、言いたいタイミングで発言できないことも。救急車の音が聞こえ始めると、ちょっと焦ったりします。
渡辺:音の困り事は、あるあるですよね。私は会議で議事録を取ることが多いんですが、PCがタイピング音をしっかり拾ってしまうんです。発言したりミュートに切り替えたりと忙しく、苦労しています。今はヘッドセットを買ったのでよくなりましたが、たまに相手をイライラさせてしまうこともありましたね。
長谷部:そういう場合、どちらのPCの問題かわからないですよね。ただ、クライアントや社外の方、上役などが相手だと、「そちらのPCの問題では?」とは言い出せないものです。
寺島:すいません、今、僕の声ってどうですか? 聞こえますか?
平岡:あ、ちょっと聞き取りにくいかもしれません。
寺島:ですよね……。このヘッドセット、僕のPCとの相性がよくないみたいで。僕のPCは内蔵マイクがしっかり声を拾ってくれるんですが、別室で子どもが大泣きしたとき、その声が入っちゃうんですよね。新しいヘッドセットを検討するべきか、はたまたPCを買い直すべきかと悩み中です。
平岡:私も、子どもの声にヒヤヒヤする気持ちはよくわかります。そういえば先日、取引先とリモート会議をしていたとき、相手が会社のオープンスペースから参加していて。周囲の声と重なると音が割れて聞こえず、聞き直すことが多かったです。でも、場所を変えてほしいとも言えず、結果的に会議が長引いてしまいました。
渡辺:私も似たようなことがありました。相手が同じ場所から複数人で参加しているとき、マイクの設定がおかしかったのか、音割れしてしまっていて。「さっきの内容はこれで合ってますか?」と、都度聞き直しながら進めないといけなくて、プチストレスでした。
寺島:それは困りますね。オープンスペースだと、情報セキュリティの観点からも不安になりませんか? 以前、夫婦で在宅勤務しているメンバーとリモート会議をしているとき、パートナーの方も横で会議されていて、そちらの会話が丸聞こえだったことがありまして。管理職の立場としては、情報漏洩はすごく気になります。
長谷部:よくわかります。たまにカフェからリモート会議に参加されている方を見ますが、業務の情報をカフェで話すこと自体に抵抗を感じます。そういうマナーは必要ですよね。
座談会で見えてきた「リモート会議の理想的な環境とは」
座談会で見えてきたのは、リモート会議における困り事とはノイズの問題が大半を占めるという事実だった。せっかくのリモート会議も救急車やパトカーのサイレン、議事録などのためのメモを取るタイピング音、子どもの声やペットの鳴き声などの生活ノイズが交じってしまうと、議論に集中することはなかなか難しい。線路の近くに住居がある場合は電車の走行音も気になるはずだし、選挙の街頭演説が入り込むことも考えられる。
相手の声がノイズに紛れてよく聞き取れないこともストレスになるが、自分のPCがノイズを拾ってしまうというのも、相手に気を使ってしまうことになる。せっかく整備したリモート会議環境も、肝心の会議がストレスフルなものになってしまっては意味がない。最近は「リモート会議疲れ」なる言葉も登場するほどで、このようなストレスは多くの人が感じており、対策を講じているようだ。
「リモートワークで一番買ってよかったものランキング!500人アンケート調査※」によれば、1位はイヤホン・ヘッドホンで、とくに「ノイズキャンセリング機能付き」の製品に人気が集まっているという。ほかにも6位にヘッドセットが入っているなど、少しでもリモート会議にまつわる悩みを解消しようという意向がうかがえる。
だが、いくらイヤホンやヘッドホンでノイズキャンセルができたとしても、それは聞く側の自分の解決にしかならない。こちらのPCのマイクがノイズをシャットアウトする機能を備えていれば、相手にノイズを聞かせてしまうかもという心配もなくなり、リモート会議はより快適になるのではないだろうか。
ノイズを消す最新PCを「忖度なし」で本音レビュー
最近はマイクやノイズの問題に対応すべく、リモート会議を快適にするサウンド機能を備えるPCも増えてきているが、中でも、日本HPの最新ノートPC「HP Elite Dragonfly G2」に搭載されるAIベースノイズキャンセル機能は要注目だ。
これまでのノイズキャンセルが特定の周波数の音をカットするにとどまったのに対し、AIベースノイズキャンセル機能はAIがディープニューラルネットワーク(DNN)を用いて自動的に生活の中のノイズを学習する。リモート会議を妨げるような生活音を選択的にシャットアウトしつつ、話し手の音声はクリアに伝えてくれる優れものなのだ。
盛り上がった座談会に続いては、長谷部さんと渡辺さんに、「HP Elite Dragonfly G2」のAIベースノイズキャンセル機能を試してもらい、聞き手の平岡さんと寺島さんに「〇:ノイズがまったく聞こえなかった/△:少し聞こえた/×:ノイズが聞こえた」の3段階でレビューするという形式で検証してみた。はたして、気になる結果は……?
平岡:〇。そばにテレビがあるとは思えないほど……聞こえません。
寺島:〇。僕も同じく、まったく聞こえません。
平岡:〇。テレビと同様です。長谷部さん、渡辺さんの声だけ聞こえます。
寺島:〇。はい。ノイズはびっくりするくらい聞こえませんね。
平岡:△。最初にカリッという音が聞こえましたが、かみ砕く音は聞こえませんでした。
寺島:△。僕も、最初に多少聞こえただけですね。
平岡:△。かすかに聞こえるような、聞こえないような……。
寺島:〇。僕はまったく聞こえません。
平岡:△。最初の0.5秒くらい聞こえました。
寺島:△。僕も同じく。でもすぐに聞こえなくなりました。△というより〇かも。
平岡:△。PCの正面に並んで話しかけると聞こえます。少し移動すると聞こえなくなりました。
寺島:△。PCから遠く離れなくても、真横より後ろに移動すれば聞こえないようですね。
平岡:〇。全然わからないですね。
寺島:〇。同じく何も聞こえません。
平岡:〇。全然わからないですね。画面を見なければ、猫がいること自体、気づかないと思います。
寺島:〇。同じく何も聞こえません。本当に鳴いているんですか?(笑)
――わずかに聞こえるものはありましたが、かなりノイズが消えているとわかりました。最後に、今日の感想をお願いします。
長谷部:AIベースノイズキャンセル機能はすごいですね。こちらではうるさいくらいに音を出していたので、平岡さんと寺島さんに聞こえていないということに驚きました。それから、のぞき見防止のプライバシースクリーンが内蔵され、ボタン1つですぐにON・OFFできるのもポイントだと感じます。市販のプライバシーフィルムを後から買う必要がないのはありがたいですね。
渡辺:リモートワークの課題をしっかり解決してくれるPCですね。AIベースノイズキャンセル機能ももちろんですが、こうして皆さんと会話していても、ほかの方の声がすごくクリアに聞こえます。マイクの性能も優れているのではないかと思いました。キーボードの構造を見直したということで、タイピング音が相手に聞こえないというのも個人的にはポイント高いです。
平岡:最後のAIベースノイズキャンセル機能の体験には驚きました。ノイズの問題はお客様や役職が上の人には言いたくても言い出せない雰囲気があって、なおざりにされている職場が多いと思いますが、そうしたリモート会議も快適になるんじゃないでしょうか。また音質のよさに加えて、長谷部さんと渡辺さんの顔色がすごく明るく映っていたのが印象的でした。最新モデルということで、内蔵のカメラやディスプレイの性能も上がっているんでしょうね。
寺島:AIベースノイズキャンセル機能、本当に便利ですね。「HP Elite Dragonfly G2」自体も、サイズ13.3インチ、本体が1kg未満と軽く、持ち歩きやすそう。まさに、リモートワークにうってつけのビジネスPCだと思いました。
――“あるある”の話から意外な話まで、さまざまな体験談が飛び出した座談会。在宅勤務のリアルな実体験の数々に、共感できた方も多いのではないか。在宅勤務の仕事を円滑に進めるためにも、快適な環境やツールをそろえることは、重要なポイント。皆さんもいま一度、在宅勤務の現状を見直してみてはどうだろうか。
ーHP Elite Dragonfly G2 製品詳細