挑戦し続けるauフィナンシャルサービス

社長自身がいま新卒だったら挑戦したいこと

auフィナンシャルサービス株式会社 代表取締役社長 中井 武志
au PAY カード、au PAY スマートローンなど、スマートフォン(スマホ)を基盤とした金融サービスの提供を中心に行うauフィナンシャルサービス株式会社。KDDIの提唱する、決済サービス、銀行取引、保険などの金融サービスをスマホで完結させる「スマートマネー構想」のもと、グループ間の連携を加速するために作られたauフィナンシャルグループの一翼を担う企業だ。2014年の設立以来、第8期目を迎える現在も前期比2ケタ成長を続けている同社を支えるのはどのような人材か。代表取締役社長 中井 武志氏にお話を伺った。

高度な「信用供与力」を強みに、多彩な金融サービスを創出

急成長を続けている会社、auフィナンシャルサービス。KDDIグループの金融事業の一環であるクレジットカード事業を担う会社として2014年2月に設立された若い企業だが、同社が発行するau PAY カードは、20年11月に早くも600万会員を突破した。

同社は、au PAY カード(クレジットカード事業)、au PAY スマートローン(ローン事業)、ゆったり後払い(後払い決済事業)など、スマホを基盤とした多様な金融サービスを提供している。

「当社は2014年に設立されました。大きな強みは『通信×金融』、すなわち、通信キャリアであるKDDIのデータを金融サービスに活用することで、コアコンピタンスである高度な『信用供与力』を備えていることです」と、auフィナンシャルサービス代表取締役社長の中井武志氏は話す。前述した多彩な事業はいずれも、この信用供与モデルを導入したことによって生まれたものだ。中でも、19年に開始したau PAY スマートローンは、スマホで1万円から借り入れが可能なサービスで、申し込みから借り入れまでスマホで完結できるスマートマネー構想を具現化したサービスのひとつだ。また、20年5月にサービス変更を実施し、au通信サービスを利用していない人でも申し込み・利用が可能になり、ユーザー数を順調に拡大している。

このほか、後払い事業は、クレジットカードなどの登録が不要で、商品購入から最大2カ月以内に余裕をもって近くのコンビニエンスストアで支払いができるサービスだ。

「新たな事業には当然、リスクもあります。しかしリスクを取らなければ事業成長もありません。多くのお客さまに資するはずだと考えて本当の意味で価値あるサービスをこれまで創出してきました」と中井氏は話す。

「つぎの信用を、創造しよう。」をスローガンに挑戦を続ける

「当社は2020年6月、それまでのKDDIフィナンシャルサービスからauフィナンシャルサービスに社名を変更しました。社名変更に伴い、『つぎの信用を、創造しよう。』というコーポレートスローガンを制定しました。これには、さまざまな情報を活用することで、誰もが持っている『信用』に、新たな価値を付けて、夢や目標をかなえる力に変えていきたいという思いを込めています」と中井氏は紹介する。

設立以来、わずかな期間に前例のないサービスを次々と創出してきた理由がそこにある。

「やらない理由を言うのは簡単です。私は社内でよく、やらない理由、やれない理由を並べても何も生み出すことはできないと言っています。どんな事業もやってみないとわかりません。だったら、100点が取れなくても、80点が取れる方法を10個考えればいいのです。若手社員にもそういう気持ちで仕事をしてほしいと思っています」

大きなKDDIグループの一員の経営者がそのような気概を見せることを意外に感じる人も多いだろう。「厳しい競争の中で、通信各社も大きく変わっている。当社の社員はベンチャー精神を持ちながらも、KDDIが保有する通信から金融、ライフデザインまでの多種多様なデータや強固な顧客基盤をはじめとした大きなアセットを活用できることが当社の特徴であり、重要な点であることを理解しています。これらを掛け合わせることで、例えばクレジットカード事業にしても、伝統的な与信のモデルではなくて、さらに一歩踏み込んだ、私たちならではの革新的なモデルが創出できているのです」

入社1年目の社員から実際に、そのようなデータに触れることができると、同社を志望した人もいるという。むろん、その願いは入社早々に実現し、手応えを感じているようだ。

早くから若手社員が活躍。キャリアアップも支援

「当社にはさまざまなアセットがあります。使えるモノは使い倒すというくらいのスタンスで来てほしいと思います。その結果、伝統的なサービスにないものを生み出し、勝ってやろうと考える人がいいですね」

その言葉だけでなく、意欲ある人には積極的に責任ある仕事を任せるのも同社の社風だ。「昨年入社したある新人の女性は大学で統計を学んでおり、入社したらAIを使った与信モデルを作りたいと言っていました。そこで、実際にそのような部署へ配属しました。彼女が現在使っているAIは、海外企業も含めて20代の若手社員が見つけてきたものです」

大学で統計を学んでいた人物がクレジットカード会社に入社するのは特殊なケースと思うかもしれない。もちろん、auフィナンシャルサービスでは、文系・理系、学部卒、修士卒の違いを問わず、多くの若手社員が活躍している。30代で部長や本部長となっている人もいる。入社早々に新規事業の提案を行って、実際にその事業の立ち上げに参加している人もいる。

「若手社員が活躍していると言いましたが、そもそも当社は年齢や入社年次はあまり関係がないのです。50代の社員ももちろん活躍しています。当社では『社員はかくあるべし』としてまとめた人材ビジョンを制定しています。さらに、求められるコンピテンシーを等級ごとに定め、それを公開しています。つまり、社員はその等級になるには自分が何をすべきかが明確にわかるのです」

社員のキャリアアップを実現するために必要となる知識・スキルを身につける教育プログラムの開発にも力を入れている。社員一人一人の自己実現・自己研鑽を支援するための資格取得支援制度やカフェテリアプランも充実している。また、ジョブ公募制度もあり、自身のキャリアは自身で勝ちとることができる。

中井社長が新卒で入社したら、「新サービスを作りたい」

中井氏は、旧国際電信電話(現KDDI)に入社、ソリューション事業本部などを経て、2003年から携帯コンテンツやモバイルキャリア決済の企画に携わった。その後は、クレジットカードやプリペイドカードなどの決済事業を推進し、2019年には、スマホ決済「au PAY」開始を指揮した。2020年4月に、auフィナンシャルサービスの社長に就任した。

今、中井氏が新卒社員として入社したと仮定したら、どのようなことに挑戦したいと言うだろうか。「私は前職でさまざまなサービスを作る経験をしてきました。もう一度やれるとしてもやはり、世の中にないサービスを生み出す仕事がしたいと言うでしょう」

旧国際電信電話が設立されたのは1953(昭和28年)。重要なライフラインを担う通信事業者として長い歴史を誇るが、そのような企業で、前例のない新サービスを創出する仕事に携わるのには、苦労もあったのではないだろうか。

「なかったといえば嘘になります。最初の異動は、まだ黎明期だった携帯上でのサービス作りでした。当時は通信がド真ん中の時代でしたので、なかなか社内で理解されないことや、大変だと思うこともありました。そんな中でも今後の新しいビジネスの芽を作ろう、そんな気概のある部署でした。人も少なかったので、物事を前進させるためには、未経験のことでもとにかく自分でやってみました。最終的に、お客さまにサービスをお届けすることにやりがいを感じていました」と振り返る。

かつては就職活動の際に、何でもやりますと意欲を見せることが大切だと言われた時代もあった。それに対して中井氏は、これから入社する人にはむしろ、自分がやりたいことを明確にしてほしいと望む。

「こんなことにチャレンジしたいとぜひ言ってほしいですね。ただし、そのチャレンジをするために、自分の能力を磨く努力をしてくれていると、もっといいと思います。グループのアセットを活用すれば、いろいろなことができるはずです。といっても、当然お客様に喜んでもらえるサービスであることが前提です。私も皆さんと一緒に変化を楽しみたいし、一緒に成長したいと願っています」と中井氏は結んだ。

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