一流の人は、なぜ「ホテルで仕事をする」のか? リモートワーク疲れを癒やすのにも効果あり

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新型コロナウイルスの感染拡大で、「リモートワーク」という言葉が一般的になった。リモートワークには通勤時間がなくなるメリットがある一方で、職住近接によるストレスを感じるという声も多い。多忙なビジネスパーソンにとって、重要なビジネススキルの1つであるストレスマネジメント。一流のビジネスパーソンは、ホテルやサービスアパートメントを第3のワークプレースにすることで、ワーク・ライフ・バランスを上手に保っているそうだ。いったいどういうことなのか。今回は、起業家の大石由紀氏に、「フレイザースイート赤坂東京」でのワーケーションを体験してもらい、その実態に迫った。

▼サービスアパートメント「フレイザースイート赤坂東京」▼

▼「静寂に満ちた都心のホテルでワーケーション体験」をする▼

働きながらリセットできる、サステイナブルな環境

リモートワークで仕事をしていると、自分、家族、仕事の時間と空間をきちんと分けて、ワーク・ライフ・バランスを保つのは案外難しい。オンとオフのメリハリをつけながらリモートワークをしたいという人は多いだろう。

今回「フレイザースイート赤坂東京」で、ワーケーションを体験してくれた大石由紀氏もその1人だ。

「ファッションパートナー」では取締役を務め、プロのファッションスタイリストによるパーソナルスタイリングサービス「STYLISTE(スタイリスト®」を提供している。 「STYLISTE(スタイリスト®」では、プロのファッションスタイリストが、ビジネスパーソンに専属で付き、ワードローブを最適化してくれる。服装の課題解決ができ、無駄なコスト、時間、労力のカットにつながるそうだ。

自身も実際にサービスアパートメントを仕事場として利用していた経験から、そこで仕事をするメリットを感じているという。

「自宅ではなく、サービスアパートメントで仕事をすることの利点は、仕事のための時間と空間がきちんと確保できることです。通常のアパートメントとは違い、部屋の掃除から服のクリーニングといった、いわゆる家事にまつわるすべての作業をルームサービスとして第三者の手に委ねられる。また、打ち合わせなどで人と会うときにも、自分の部屋でもなく、カフェのような不特定多数の第三者がいる空間でもなく、プライバシーが確保されたスペースで、仕事の打ち合わせをすることができ、気兼ねなく話ができる。そういう点でも利便性を感じています」

随所に和のエッセンスが散りばめられた館内。リトリートルームは24時間使用可能

一歩、中に足を踏み入れると、安らぎと静けさに包まれたリトリートのような異空間が広がっている。吹き抜けのレセプション背面にそびえ立つ、日本の伝統工芸を採用した格子模様の組木が美しい。

「何より圧倒されたのは、このすばらしい空間です。都心にありながらも、まるでリゾートのよう。ゆったりと静かな環境でくつろげて、仕事とプライベートとの行き来がしやすく快適。さらに、日々の忙しさに失われがちな自分の時間も確保できる。遠い異国へ旅をしなくても都心にいながらリセットができる効率的で持続可能な暮らし方。旅するように暮らす、そんな私の理想が実現した体験でした」

サービスアパートメントの利便性、一流ホテルの快適さ

滞在時の心地よさとホスピタリティーのすばらしさは、一流のホテルグループならではだ。というのも、フレイザースイート赤坂東京を擁する、フレイザーズホスピタリティは、1998年にシンガポールで創業され、現在ヨーロッパ、アジア太平洋、中東&アフリカを中心に最高品質のサービスレジデンスを提供している。そのため、利用客は日本人エグゼクティブはもとより、外国人の利用客も多いのだそうだ。

ワンベッドルームプレミアは、広々としたリビングルーム付き

心地よく過ごせる工夫は、部屋の隅々にまで行き届いている。客室の音響はBoseで、Bluetoothにも対応。キングかツインを選べるベッドはシモンズ製だ。

キッチンには、2名分の食器が備え付けられており、電子レンジを兼ねたオーブンはミーレと、本格的な調理も可能で、その横には全自動洗濯乾燥機も付いている。

ゆとりのあるL型キッチンを使って、朝食を作ることもできる

「整えられた環境で仕事ができるし、気分を切り替えたいときには、すぐにいつもとは違う空間でワークアウトやリラクゼーションができ、リフレッシュできるところが気に入りました。時短で効率的なリセット術として、こうしたアドレスをサードプレイスにできると心強いですね。あとは、滞在している人同士が顔を合わせにくいような配慮もなされていて、プライバシーとセキュリティーがしっかりと確保されている安心感もあります」

1回1組限定の完全予約制のジムは、プライベートジムのような特別感

仕事が終わり、階下に降りれば日常とは異なる空間で特別な食事をいただけるのもうれしい。1階にあるレストラン「MOSS CROSS TOKYO」は、料理長自らが日本中を巡って厳選した、日本全国の旬の食材を使った創作フレンチが楽しめる。

「一日の仕事を終え、友人を呼んでディナーを楽しみました。自宅に友人を招くよりも気軽に、それでいてリラックスしたホーム感も味わえる。日常と非日常の狭間で、特別な時間を満喫できました。料理に使われた日本全国の食材や、それぞれの生産者の話などをシェフから詳しく聞いているうちに、東京にいながらにして旅をしているかのような気分に。目にも鮮やかな料理は、五感を十分楽しませてくれると同時に、人の気持ちの通った温かさにほっとさせられました。帰り際、『明日の朝食に』とそっと差し出していただいたのは、最後に提供された土鍋の炊き込みご飯をおにぎりにしてくれたもの。自宅にいるような安心感で一日の緊張もほぐれ、ホスピタリティーを肌で感じた出来事でした」

松花堂BOXに盛りつけられた季節感溢れる華やかなアミューズは、五感で楽しめる

一般的なサービスアパートメントは、ウィークリーや月単位での契約のみの場合が多いが、フレイザースイート赤坂東京では、気軽に1日から利用できるというのも魅力だ。数々のホスピタリティーアワードを受賞したシンガポール資本のフレイザーズグループならではの、こまやかで軽やかなサービス。まずは1日からでも体験してみるのはどうだろうか。今なら、手頃な価格で宿泊を体験することができる。

▼世界をリードする「フレイザーズホスピタリティ」▼

▼「静寂に満ちた都心のホテルでワーケーション体験」をする▼

「以前利用していたサービスアパートメントでは、食事のサービスはなく、あったらいいのに……とずっと思っていたんです。ここはルームサービスでお食事もお願いできるので、それも含めてまさに私の求めていたワーケーションの環境が整っていると感じました。まずは体験してみて、そこで得た体験を、毎日の暮らしをよりよくするためのライフハックとして取り入れることで、人生は豊かになります。

ニューノーマル時代のビジネスパーソンには、時間管理も含めて、セルフマネジメントがより重要なスキルとして求められていくことになると思います。私が手がけているパーソナルスタイリングサービス「STYLISTE(スタイリスト®」でも、『装い』をセルフマネジメントすることで、生活の質を上げるサポートをしていますが、そういった新時代のサービスをうまく活用して自分自身のコンディションを整え、ビジネスのパフォーマンス向上にもつなげられるといいですね」

大石由紀 (おおいし・ゆき)
一橋大学大学院修了後、エグゼクティブ層を含む多様な顧客を対象とした英語のパーソナルコーチング事業を通して、グローバル人材の育成に携わる。2017年設立のファッションパートナーで、取締役を務める傍ら、ファッションスタイリストの小野田史氏と、プロのファッションスタイリストによるパーソナルスタイリングサービス「STYLISTE(スタイリスト®」を共同開発。

▼サービスアパートメント「フレイザースイート赤坂東京」▼

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