コロナ禍の「新・サプライチェーン戦略」は 消費財や製薬、自動車など、幅広い業種で実践

拡大
縮小
コロナ禍の供給停止で、工場の閉鎖も相次いだ

新型コロナウイルスの影響で、企業のサプライチェーンは混乱した。マスクに代表されるように、一部需要が増えた商品がある一方で、その他の多くは需要が減少し、生産・調達体制や在庫の見直しが必要になった企業は少なくない。

キナクシス・ジャパン
代表取締役社長
金子敏也氏

「コロナ禍は、工場の閉鎖や部品供給の停止だけでなく、需給のバランスにも影響を及ぼしています。感染長期化がほぼ確実な情勢となった今、多くの企業でサプライチェーンの見直しが迫られています」と話すのは、サプライチェーンソフトウェアベンダーのキナクシス・ジャパンで代表取締役社長を務める金子敏也氏。

現在多くの企業では、需給状況を把握し、調達先を変更したり、生産量を調整したりといった対応が進んでいる最中であろう。サプライチェーン対応を適切に行えるかどうかが、企業の命運を分けると言っても過言ではない。

「仮に新型コロナウイルスの流行が無かったとしても、激しい競争のプレッシャーや原材料の不足、次々に変化する規制などのさまざまな要素に対し、つねに危機にさらされているのが製造業の『ノーマル』とも言えます。こうした諸々の危機をサバイブするためには、アジリティ(=機敏さ)とレジリエンス(=回復力)を持ったサプライチェーンのガバナンスが、これまでになく重要になっているのです」(金子氏)

アジリティ(=機敏さ)とレジリエンス(=回復力)を持ったサプライチェーン対応を行うためには、どのような戦略やイノベーションが必要になるのか。

次のページから無料で視聴できる講演ビデオ「不確実な時代のサプライチェーン-新型コロナウイルス禍を含めた災害対応事例-」では、参天製薬コニカミノルタ、グローバル医薬品メーカーメルクの担当者が、それぞれグローバルサプライチェーンシステムをどのように構築しているかについて、主にデジタル戦略の観点から語っている。

消費財から製薬、ハイテク・エレクトロニクス、工業製品、自動車など、幅広い業種で進められているサプライチェーンの新しいガバナンスモデルについて知り、コロナ禍を乗り切る参考にしてほしい。

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