歯科医も絶賛､次世代｢電動歯ブラシ｣の効果 全米で1カ月分が3日で完売｢オーラルB iO｣
歯科医がオススメする電動歯ブラシとは？
欧米よりも電動歯ブラシの普及率が低いといわれている日本。まだ、手磨きを続けている人も多いが、手磨きによるブラッシングで注意すべきポイントは「磨いた気になる」ことだ。複数本の歯をまとめてさっとブラッシングしただけでも、舌で歯の表面を触るとツルツルとしているため、キレイに磨けたと勘違いしてしまうのだ。これでは歯の周りについた歯垢は除去できず、虫歯や歯周病の原因になってしまう。
デンタルオフィス
北原信也院長
だが、これはそれだけ歯磨きは難しいということでもある。東京・八重洲の歯科「ノブ レストラティブ デンタルオフィス」院長・歯学博士の北原信也氏も次のように語る。
「歯は一見平面に見えますが、実際は曲線を描いています。ですからしっかりブラッシングしているつもりでも、磨けているのは曲面の頂上部分だけで、サイドや歯茎との境界部分に歯垢が残りやすいんです」
そう指摘する北原氏が推す電動歯ブラシが、P&Gの「ブラウンオーラルB iO」。アメリカで開催される世界最大規模のテクノロジー見本市「CES 2020 イノベーションアワード」で発表され、注目を集めた「次世代」電動歯ブラシだ。イベント後に開催されたキャンペーンでは、1カ月分として準備していた13万台が3日間で完売し
同製品にはさまざまな機能や技術が詰まっているが、まず注目したいのは、その形状だ。
「『オーラルB iO』の場合、歯の1本1本をすっぽり包み込むことで、丸型ブラシの丸みが歯の曲面にぴったり寄り添う格好になり、1本ずつ丁寧に汚れを磨き取っていける。車を洗車機に入れてじっくり洗い上げるようなイメージですね。しかも自分の手で細かい角度調節ができる洗車機なので、磨き残しも減るでしょう」（北原氏）
丸型回転ブラシはオーラルBシリーズの独自規格で、丸型のブラシが歯の1本1本を歯茎のキワまで包み込み、左右に高速回転することで歯を磨き上げる。これにより、横磨きタイプや音波水流タイプの電動歯ブラシでは除去しきれない歯垢もしっかり絡め取れるのだ。
そこにさらに歯垢除去力を高めるのが「遠心マイクロモーション™」だ。遠心マイクロモーション™とは、同社の特許技術「リニアマグネティックシステム™」により生み出される磁気エネルギーをブラシヘッドに効果的に伝えることで呼び起こされる、毛先1本1本の振動のこと。リニアモーターカーと同じ駆動方法で、今までの電動歯ブラシが電車なら、iOはリニアモーターカーといえば伝わるだろうか。まったく新しい駆動方式を採用することで、遠心マイクロモーション™という独自の動きを可能にしている。
同製品を実際に使っている北原氏も、歯垢除去力を高く評価している。
「毛の1本1本にバイブレーションがかかり、それが汚れをうまく絡め取ってくれる印象です。歯垢は粘つきがあり、水流タイプの電動歯ブラシではどうしても落としきれないものが出てきます。これなら、丸型回転と遠心マイクロモーション™による細かな振動で、歯垢に毛先をフィジカルに当てて絡ませて落とせる。実際に使ってみて、歯垢を除去する力はかなり高いと感じました」
徹底した歯茎へのやさしさ
「オーラルB iO」は歯垢を物理的に、しかも圧倒的にこすり落とす――。というパワフルな言葉が並ぶと頭をよぎるのは、歯そのものや歯茎への負担だが、すでにさまざまな工夫がされている。まず毛先が丸型加工されており、これによって負担そのものを軽減している。そして、最新技術の「スマート押し付け防止センサー」も備えている。これは、ブラッシング圧が適正であれば緑が点灯、強すぎるときは赤で警告し、弱い場合は白で伝えてくれるものだ。これにより歯茎を傷つけにくいのはもちろん、歯や歯茎を気にして磨き方がやさしすぎる癖も正す優れものである。
これらさまざまな機能を日々、体感している北原氏は同製品の優位性を強調する。
「私は職業柄、自宅に電動歯ブラシを10本近く所持していますが、『オーラルB iO』は欠点が見つからず、歯科医として患者様にも自信をもってオススメできます」
本製品は米国歯科医師会にも認定されており、その実力は折り紙付きだ。これまで音波水流ブラシ、丸型回転ブラシと進化を遂げてきた電動歯ブラシは、「オーラルB iO」でまた新たな時代に突入したといえるだろう。「オーラルB iO」のように自宅で歯科クリーニングの磨き上がりを体験するのが新しいスタンダードになっていくかもしれない。
