「Web通帳」へ替えたくなる、これだけの理由 ATMに行かなくて済む、だけじゃない魅力
40代以上でも、Web通帳への流れが加速
Web会議やネット通販、電子書籍、動画視聴、そしてオンライン授業。オン・オフを問わず、インターネットを介してわれわれの生活の中に入り込み、生産性の向上や効率化に寄与したり、暮らしの豊かさをもたらしたりするものはほかにもある。その1つが、Web通帳サービスだ。
最近、買い物以外で出かけた先を思い出してみよう。その中に「銀行・ATM」があるという人は、多くいるはずだ。とくに月末には、ATMの利用者が列をなす光景を見たという人もいるだろう。
今年の状況を抜きにしても、日々忙しく過ごすビジネスパーソンであれば、手間のかかる工程は1つでも減らしたい。銀行の営業時間にかかわらず、自由に記帳できたらいいのにと思っているはずだ。こうした「紙の通帳」にまつわる問題を解消してくれるのが、パソコンやスマートフォンなどから取引明細が確認できる、Web通帳サービスというわけだ。
Web通帳サービスを利用している人は、実際どれほどいるのか。メインバンクの口座の通帳形式に関する調査によれば、「Web通帳を利用している」のは約3割だ(※1)。
Web通帳サービスの利用率は、年を追うごとに伸びてきている。三井住友銀行の「Web通帳」の新規申込者数は、15~19年度の5年間で約5倍になっている。また、新規に口座開設する人の多くが、紙通帳ではなく「Web通帳」を申し込んでいる。同行において特徴的なのは、20代、30代、40代の「Web通帳」保有率が、ほぼ同じということ。50代もこのところWeb通帳へ切り替えるための申し込みが増えてきており、Web通帳利用者全体における40・50代の割合は、合計で40%に達している。全体として、今後ますますWeb通帳の保有率が高まっていくことは間違いなさそうだ。
※1 調査主体:三井住友銀行 調査実施機関:インテージ 調査時期:2018年2月9日〜27日
Web通帳を利用する具体的なメリットは?
では、Web通帳サービスにはどのようなメリットがあるのか。前述の調査では、「利用している金融機関の紙通帳をWeb通帳に切り替えたい」という意向を持つ人に、その理由についても尋ねている。それによると、選択回答では全年代を通じて「時間や場所を選ばずに明細を確認できる」という意見が半数を超えている。「通帳を持ち歩かなくて済む」「紙の通帳の必要性を感じない」という回答も、とくに20・30代に多く見られる。これらが、Web通帳の最たる利点といえるだろう。
自由回答を見ると、年代によらず「わざわざ銀行・ATMに行く手間が省ける」「紙の通帳を保管しておくのが面倒」「盗難・紛失の心配がなくなる」という意見も多数見受けられる。このような点も、Web通帳のメリットに挙げられそうだ。
実際、金融機関サイドも利用者のニーズに応えるために、利便性の高いサービスの提供に努めている。例えば三井住友銀行の「Web通帳」の場合、24時間いつでも取引明細を確認できる(※2)。表示できる取引明細は、最大で30年間分(※3)。今のところ、一般的には24カ月分の取引明細しか確認できない場合が多いため、この30年間分というのは非常に画期的だ。2年以上の過去にさかのぼって明細を確認したい場合、非常に有用なサービスといえる。
また、取引明細のダウンロード保存・印刷も可能で、またダウンロードした明細は表計算ソフトで開くことができる。表計算ソフトで家計簿を記帳している人にとっては、非常に重宝する機能だ。
※2 毎週日曜21:00~月曜7:00の間はメンテナンスのため利用不可 ※3 2019年9月以前の明細の照会期間は、従来通り、最大25ヵ月
今が「Web通帳」へ切り替えるチャンス!
紙の通帳にはない、「Web通帳」だけの便利機能も用意されている。「カレンダー機能」を使えば、給料日や公共料金の引き落とし予定などをあらかじめ登録したり、それぞれの内容に簡単なメモを残したりすることもでき、家計管理に役立てられる。通帳画面の色やレイアウトを自分の好きなように組み合わせて、オリジナルのWeb通帳を作れる「カスタマイズ機能」も搭載。三井住友銀行での外貨預金(ステートメント方式)、または投資信託の取り引き実績がある人なら、毎月末時点での資産・借入残高、外貨預金・投資信託等の取り引き明細や損益の状況などを取りまとめたレポートの確認までできる。
さらに同行によれば、物理的な通帳が手元にあるわけではないので、「通帳を持ち運ぶ必要がなく、盗難・紛失などの心配もなく安心」という声も多いという。セキュリティー面でもメリットがあるというわけだ。
わざわざ銀行のリアル店舗に出向くことなく、いつでもどこでも取引明細が確認できるWeb通帳。その便利さ、使い勝手のよさは、先に述べた三井住友銀行の「Web通帳」申込者数の著しい伸びからうかがい知ることができるだろう。
いま三井住友銀行では、普通預金口座を紙の通帳から「Web通帳」へ切り替えた人の中から、抽選で5万人に2000円をプレゼントする「SMBC Web通帳切替キャンペーン」を行っている。キャンペーン期間は2020年8月31日(月)まで。キャンペーン期間中に、自分自身でスマートフォンやパソコン、タブレットなどからWeb通帳への切り替えを申し込み、20年8月末時点で普通預金残高が5000円以上の人が対象になる。以上の条件を満たしていれば、特別なエントリーは不要だ。
インターネットがもたらす恩恵を誰もが痛感させられている昨今、もはや紙の通帳からWeb通帳への切り替えを拒む理由は見当たらない。三井住友銀行に普通預金口座を開設していて、まだ紙の通帳を利用しているという人は、この機会にWeb通帳に切り替えてみてはいかがだろう。