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差別集団と戦う「Kポップ軍団」のTwitter活用術 敵はトランプによる世界平和信じる陰謀論者

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「ファンカム」というKポップファンによるSNS乗っ取りが勢いづいている。「Qアノン」の陰謀論もターゲットに(写真:Anadolu Agency/Getty Images)  
アイドル動画の大量投稿で差別的な意見を圧倒するKポップファンのオンライン政治活動が活気づいている。ハッカー集団アノニマスと共闘し、陰謀論のQアノンも標的に。

大量のファンカムで乗っ取り

ツイッターの差別的なハッシュタグを乗っ取るアメリカのKポップ・ファンの活動が勢いづいている。今週は陰謀論の巣窟である「QAnon(Qアノン)」と匿名掲示板サイト4chanの荒らしに関係するハッシュタグに集中攻撃を仕掛けている。

当記事は「ニューズウィーク日本版」(CCCメディアハウス)からの転載記事です。元記事はこちら

韓国のポップミュージック・ファンは以前から、数の力を使った大量投稿で気に入らないメッセージをかき消すという活動を行っていた。そのとき投稿に使ったのが、「ファンカム(fan cam)」と呼ばれる、韓国アイドルの短いビデオクリップだ。

「ファンカム(fan cam)」と呼ばれる、韓国アイドルの短いビデオクリップ(Twitter:(左)@stanforanonymus、(右)@poutiehwa

かつては「アメリカを再び偉大に」と訴える#MAGA(メイク・アメリカ・グレート・アゲイン)や#WhiteLivesMatter(ホワイト・ライブズ・マター、白人の命は大事)など人種差別的なツイッターのハッシュタグを乗っ取るSNSキャンペーンの先頭に立ち、大量の投稿でスレッドを埋め尽くし、差別的なメッセージが見つからないようにしたことがある。

その膨大な数を利用して、黒人差別の解消を求める「BLACK LIVES MATTER(BLM、ブラック・ライブズ・マター、黒人の命は大事)」デモの参加者の違法行為を映した動画を送信するためのダラス警察のモバイルアプリを、通信不能にしたこともあった。

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【Kポップファン集団による活動が活発になったきっかけ】

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