在宅ストレス「家飲み充実」で夫婦仲を良好に 新ジャンル、コスパ抜群の人気商品とは?

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家にいる時間が増える中、少しでもストレスをためない工夫をしたい

新型コロナウイルスの影響で、急きょ在宅で仕事をすることになったという人は多いだろう。学校が休校になった子どもの面倒を見ながら、夫婦共に在宅で仕事をしている人も少なくない。外出もままならず、家で過ごす時間が圧倒的に増える中で、大人も子どももストレスをため込んでいる。

「在宅で仕事をするようになってから妻の機嫌が悪い」「外に飲みに行けなくなって夫がイライラしている」など、どんなに仲のよい夫婦でも一緒にいる時間が増えるとトラブルは増えるもの。それでなくても、いつまでこの状況が続くのかわからない状況だ。今はじっと我慢するしかないが、日常に変化をつけることでストレスを解消しながら、うまく乗り切りたい。

自宅でできる簡単なエクササイズで運動不足を解消したり、少し手間のかかる料理に挑戦するのも、家にいる時間が増えたからこそできることだ。お酒の好きな夫婦なら、家飲みを充実させるというのも1つの方法である。いつも飲んでいるお酒をリッチなものに替えるだけで気分転換になる。リッチはいいが、先行き不透明な中で出費を控えたいという人もいるだろう。そんな人にお勧めしたいのが、新ジャンルだ。

日々のプチぜいたく、癒やしになる新ジャンルとは

新ジャンルというと、かつては「本当はビールが飲みたいけれど節約のために飲んでいる」という人が多く、「ビールに匹敵する味と聞いて飲んだが、程遠い味だった」なんて声もよく聞かれた。だが、今やビール各社が力を入れている分野とあって、価格だけでなく味に対する満足度も上がっている。しかも、後味が爽やかなものから、コクがあって本格感が楽しめるものまで品ぞろえが幅広い。

中でも注目なのが、3月にアサヒビールから発売された新商品「アサヒ ザ・リッチ」だ。すでに、販売数量が100万箱(1箱は大瓶20本換算、3/6〜3/30までのアサヒビール出荷実績)を突破。当初の年間目標が400万箱だったというから、その4分の1を早くも達成する絶好調の出足となっている。なぜ、こんなにも売れているのか。

外出自粛の影響による家飲み需要をうまく取り込んでいるというのはもとより、その斬新なコンセプトにも理由がありそうだ。「アサヒ ザ・リッチ」は、新ジャンルながら、ビールの中の最高価格帯であるプレミアムビールのうまさや上質感、ぜいたく感を目指してつくられた。製品の開発を主導したアサヒビール マーケティング本部の岡村知明氏は、こう話す。

アサヒビール
マーケティング本部
担当課長
岡村知明

「新ジャンルに対するお客様のニーズを分析する中で、コク、麦のうま味、ぜいたく感や上質感、ご褒美感が消費者の理想にはまだまだ届いていないことが明らかになりました。『これってプレミアムビールに近い味を求めているのではないか』と思ったんです。

しかも『価格を気にせず買えるなら、平日や普段もプレミアムビールを選びたい』という人も多くいて、ビールではなくプレミアムビールという新しい切り口で提案したいと考えました。こうした想定外のコンセプトで目指したのは、日々のプチぜいたく、癒やしの提案によるデイリープレミアムのポジションの確立です」

CMは「ライバルは、プレミアム。」という挑戦的なキャッチコピーで展開。期待のハードルをグッと上げるものでありながら、「コクがあっておいしい」「家で、このぜいたくさを味わえるのがうれしい」「また飲みたい」など、発売後の反応も上々だ。

どうやってプレミアムビールの味に近づけているのか?

とはいえ、麦芽100%のものが多いプレミアムビールの味に、いったいどうやって近づけているのか。新ジャンルは、原料の幅は広いものの使用できる麦芽量に制限があり、ただでさえビールに匹敵する麦の味、香りを実現するのが難しい。アサヒビール 酒類開発研究所の大橋巧弥氏は、その秘密をこう明かす。

アサヒビール
酒類開発研究所
大橋巧弥

「まずは、濃い原麦汁エキス濃度で深いコクと味わいを出す『贅沢醸造』と、高貴な香りを生むチェコのザーツホップという『最高級ホップ』を一部ブレンドして味のベースをつくり込んでいます。どちらも既存の新ジャンルで技術の蓄積のある製法ですが、今回は新たに『微煮沸製法』を取り入れて、従来にないコク深い風味を実現しました」

通常ビールをつくる際、必ず麦汁の煮沸を行う。約100℃で1時間以上蒸気を注入することで不純物と不快な香りを取り除くのだ。だが、それでは麦芽由来の力強く芳醇な麦の香りが失われてしまう。そこで今回は、極限まで熱を減らす「微煮沸製法」を取り入れることで「麦感」を残し、味わいも複雑で深みを出すことに成功したという。

すでに販売数量が100万箱を突破した「アサヒ ザ・リッチ」(1箱は大瓶20本換算、3/6〜3/30までのアサヒビール出荷実績)

「当初は、本当に工場でつくれるのか、前代未聞の製法だったために誰にもわかりませんでした。研究所の分析技術を最大限活用して、麦感に寄与する成分を同定し、数値化するのに1カ月。さらに工場で仕込んだ麦汁を分析し、数値のばらつきの原因を推測し、調整を行った処方を工場にて再度仕込んで分析する。こうした安定供給のためのPDCAを何度も回しました。

生産体制を整えた後に行った顧客調査で、『麦の香りやうま味』『コク』『飲んだ後の満足感』に関して、これまでにない高評価が並んだのを見たときは本当にうれしかったですね」(大橋氏)

何より「アサヒ ザ・リッチ」の魅力は、プレミアムビールを感じつつも手軽に飲める飲みやすさと手頃な価格だ。これならば、ちょっとしたぜいたく感も感じられ、ストレス解消にもつながるだろう。パートナーが最近イライラしていると感じたら、一度試してみてはいかがだろうか。「家飲みの充実」が、夫婦仲を良好に保ってくれることもあるかもしれない。

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