「電子カルテ」扱う医療現場で求められること 症状や薬…患者のプライバシーは守れてる?

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日々多くの患者を受け入れている医療現場では、膨大な患者情報の記録に対応するため、電子カルテの導入が加速している。そこで問題となっているのが、患者データの消失だ。

電子カルテは紙カルテよりも多くの情報を管理しやすい一方、ひとたびデータ障害などが発生すれば、患者の症状や薬などの健康にまつわる個人情報が失われる恐れがある。適切な治療はもちろん、患者のプライバシーを守るためにも、電子カルテのデータ保護は医療現場において注意すべき問題だ。

福岡県・久留米市の中核病院に位置し、1000床を超える病床を持つ社会医療法人 雪の聖母会 聖マリア病院。同院も多くの患者を抱え、診療業務の中核を担う電子カルテを導入していたが、高齢化によって患者数の増加が見込まれる中、いかにして電子カルテのデータを物理的破損やデータ障害から守るかに頭を悩ませていた。

そこで同院は、異なる病棟に電子カルテの基盤となる2台のストレージを配置。常時データのバックアップを行う体制を整えることで、どちらかの環境に問題が発生した場合も、もう一方の環境で迅速に業務復旧を行えるようにしたという。

以下から無料ダウンロードできるケーススタディPDFでは、社会医療法人 雪の聖母会 聖マリア病院が患者プライバシー保護のために実際に取り組んだ変革やそのプロセスを紹介している。関心のある方は参考にされてみてはいかがだろうか。