コロナ感染リスクを下げる正しい「洗濯の仕方」 外出した衣服、そのまま洗って大丈夫?
「部屋着」は必要か。
ジョン・ジェイ・カレッジの生物医学研究者で病理学の教授であるアンジェリーク・コータルズ氏は、通常の衛生習慣として、外で着た服を着替え、家に入るときに靴を脱ぐことは「一般的にいい考え」であると述べている。
公共交通機関を利用したり、外で働いていたりする場合は特にそうである、と同氏は語る。誰かがあなたに向けてくしゃみや咳をした場合は、服を着替える必要がある。また、仕事で多くの人と交流する場合は、家に着いたらすぐに清潔な服に着替え、手を洗うべきだ。
地下鉄に座ったり、ポールに寄りかかった場合は
「生地の上で新型コロナウイルスがどのくらい生存するかについての情報は多くないが、衣服には金属やプラスチックがついている可能性がある」とコルトハルス氏は話す。「地下鉄に座ったり、ポールに寄りかかったりなど、ウイルスに汚染されたモノの表面に衣類が触れた場合、ウイルスを家に持ち帰ってしまう可能性がある」。
あなたが主に自宅にいるのであれば、衣服や汚染についてあまり深く考える必要はない。
「日常的に玄関に入ったときに靴を脱ぐことは、多くの病気を防ぐいい考えだ」と、コーネル大学の職場の安全衛生プログラムの責任者であるネリー・ブラウン氏は話す。「しかしながら、通常とは大きく異なる行動を取る必要はない」。
今どのように洗濯をするべきか?
CDCは、衣類、タオル、寝具のお湯による洗濯、および高温による乾燥を推奨している。デリケートなものや、高温に耐えられない衣類がある場合、今はそれらを身につける時期ではないかもしれないとコータルズ氏は話す。
洗濯をするときは、持っている場合、使い捨ての手袋を着用するほうがベターだ。ただし、手袋を着用しているかどうかに関係なく、洗濯物の取り扱いが終わったらすぐに手を洗うことがより重要である。
洗濯物を決して振ってはならない。なぜなら、空気を介してウイルスを拡散させる可能性があるからだ。洗濯が終わったら、洗濯物入れ、かご、バッグを掃除して消毒する。