「キャッシュレス」が促進する金融業界のIT化 AIやディープラーニングによる運用自動化も

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日本にも浸透してきたキャッシュレス決済。金融・クレジットカード業界では業務負担が増大している

キャッシュレス決済が広がる中で、クレジットカード業界が大きな変革期を迎えている。カード決済サービスに加えて、新サービスの開発競争が激化。業務負担が増えゆく中でも、品質の高いサービスを生み出すことが求められているのだ。

ファイル転送ミドルウェア「HULFT(ハルフト)」で知られるセゾン情報システムズ。セゾンカードを発行するクレディセゾンの関連会社だ。同社はフィンテックにおける競争が激化する前の2011年に新サービスをスタートさせている。クレジットカード事業者をはじめとした金融業界向けの決済基盤からユーザー企業の業務系システムまでを網羅したクラウド型ホスティングサービスを提供し、顧客数を順調に増やしていた。

しかしその一方で、システムの運用負荷は日々増大。手間がかかるなどの悪循環が始まっていた。長年培ってきた技術とノウハウを投入していたが、金融業界向けのサービスに求められるセキュリティー水準は高く、運用負荷を軽減することは難しい。ちょうどサービス基盤を支えるストレージのサポート終了が近づいていたこともあり、20台のストレージ環境の更新を進めることにした。

そこで同社が選んだのが、仮想化基盤用ストレージの「HPE Nimble Storage」。導入後には、運用にかかる工数を減らしながら、サービス品質を向上させることに成功。人に依存していた業務の自動化など、手間のかからない運用も実現したという。AIやディープラーニングを活用した本格的なデータセンターの運用自動化に向け、理想的なITインフラを構築した例と言えるだろう。

以下から無料ダウンロードできるケーススタディPDFでは、セゾン情報システムズが実際に取り組んだITインフラ変革やそのプロセスを詳しく紹介している。関心のある方は参考にされてみてはいかがだろうか。