海外出張の従業員への送金、精算管理が
簡単にできるから安心・便利。
JTBの「MoneyT Global」。
リスクの軽減と業務の効率化を両立できることから、法人契約をする企業が増えている。
海外出張時にキャッシュカード
感覚で現地通貨を引き出せる
今や企業規模、業種業態の違いを問わず、グローバル化が進展している。これにともなう海外出張も増えているが、ここで課題になるのが、海外出張の際に持っていくお金の問題だ。従業員が多額の現金を持ち歩くのは、治安の悪い国や地域ではリスクが大きい。現金の代わりにトラベラーズチェック(旅行小切手)を持たせる企業もあったが、日本においては2014年3月末に販売が終了する。このほか、個人のクレジットカードで立て替えさせる企業もあるが、公私の使い分けや精算が面倒なのがネックだ。
最近になり、その課題に応える新しいサービスが登場し、利用企業が増えている。大手旅行会社JTBが提供する「MoneyT Global(マネーティー グローバル)」だ。
「MoneyT Global」では、法人ごと(あるいは部門ごと)に、JTBが国内に専用口座を用意する。法人の管理者は、日本円で入金した「MoneyT Global」の残高を各カードにチャージ(利用可能額に反映)する。
従業員が海外出張などに行く場合は、1人1枚ずつ「MoneyT Global」カードを発行できる。カードを持参した従業員は、専用口座の残高の範囲内で、世界200以上の国と地域に200万台以上ある海外のVisaやPlusマークのある現金自動預払機(ATM)で現地通貨が引き出せる。複数の国に渡航する場合でも、必要なときにその都度引き出せばいいので便利で安心だ。
ちなみに、「MoneyT Global」カードは、残高の範囲内で海外のVisa加盟店での支払いにも利用可能だ。まさに、キャッシュカードやクレジットカードの感覚で使えるわけだ。