社内報アワード2019 表彰&ナレッジ共有イベント
主催:ウィズワークス
特別協賛:クラシエ薬品、コムネット、ネタもと、エレコム・メガハウス、藤和那須リゾート
展示協賛:メイクワン
後援:東洋経済新報社
基調講演
「社内報アワード2019」の傾向と2020年のインターナルコミュニケーション
社内報をはじめインターナルコミュニケーションを支援するウィズワークスの浪木克文CEOは、2019年の傾向について「ゴールド賞受賞が増え、全体の質が上がった」と総括した。ゴールド賞は、紙の社内報特集・単発企画(8頁以上)の17社に次いで、動画社内報が8社と多かった。特集企画のジャンルは、ブランディング、業務改善や働き方改革、SDGsなどの増加が目立った。グランプリ作品を分析した浪木氏は、ターゲットにする読者を明確にしてテーマを設定、心に刺さるエピソードを発掘、読者に“自分事”と捉えさせる設計が重要と強調。「社内報担当者は、競争優位をつくり、持続的に企業価値を向上させるインターナルコミュニケーションのプロデューサーだと自覚してほしい」と訴え、来年の応募を促した。
特別協賛講演
漢方の知恵を用いた、社員の皆様の健康サポートについて
クラシエ製薬の草柳徹哉氏は、医療費増加が課題となる昨今、より一層の拡大が期待されるセルフメディケーションには、体全体の調子を整える漢方薬が役立つと指摘。健康経営が働き方改革や株価に影響するなど、企業戦略における重要性が増す中で、社内報向けの健康情報コラムの無償提供サービス「オフィス漢方セラピー」を紹介した。同社は、医薬品提供で培ったノウハウを生かし、漢方の啓発も目的に、夏の不眠、冬の風邪など、季節ごとに各10、計40テーマのコラムを用意。18年1月の開始以来、約80社が社員の健康意識を高める目的でサービスを導入している。紙媒体向け、URLリンクから読み込むメール版向け、Web版向けなど「さまざまな社内報タイプ、スペースに対応しているので相談を」と呼びかけた。
特別協賛講演
会社・社員の成長を加速させるイベントの作り方と事例紹介
コムネットの安藤愼平氏は、同社が企画・運営する業界活性化イベント、居酒屋甲子園などの事例を基に、イベントの効果や、盛り上げるためのポイントを語った。インターナルコミュニケーションの目的は、モチベーションを高め、変化を拒む心理バイアスを乗り越え、会社の将来ビジョン、成功イメージを社員に共感させることで、会社・社員を成長させること。とくにイベントは、参加者を共感させる効果が強く、居酒屋甲子園を見た会社員が居酒屋に転じたエピソードを紹介して「イベントには、人生を変える力がある」と語った。イベントは人を感動させ、行動を起こさせることが重要。そのために、ターゲットとゴールを明確にイメージして構成を練り、自由な発想のサプライズを含め「感情を揺さぶる演出が大事」と強調した。