ワーママパパの家事のモヤモヤを解決する方法 忙しすぎ?「心に余裕を持つ」暮らしはつくれる

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「ルンバのおかげで掃除タスクから解放されて楽になったよ」
 そう教えてくれたのは、筆者と同じく子育て中の友達だ。こうしたリアルな声を聞いていたこともあり、ロボット掃除機「ルンバ」はずっと気になる存在だった。そんな矢先、幸いにも「ルンバ」と床拭きロボット「ブラーバ」を7日間試せる機会があったので、使用した感想とわが家に起こった変化をレポートしたいと思う。

※筆者は、小学校1年生の男児を育てながら都内マンションで暮らす共働き家庭の妻。普段は自宅と近所のコワーキングスペースを拠点にフルタイムで仕事をしている。

子育て中の共働き夫婦には余裕がない

結論から言うと、生活でいちばん変化したのは、「心の余裕」が生まれたことだろう。というのも、わが家は共働きで、日頃から掃除のやり方でモヤモヤを抱えていたのだ。

共働きのご家庭なら共感してくれると思うが、仕事をしつつ家事を回していくのは本当に大変。そして家事の中でも床掃除は、ちょっとした肉体労働だ。わが家の掃除担当は、夫よりも時間に融通が利く筆者。毎朝の掃除機がけを日課にしている。

試しに掃除機がけにかかる時間を計ってみると、7分程度。たかが7分、されど7分。忙しくて疲れがたまるとついさぼってしまう。しかし、さぼると落ちている髪の毛やほこりが気になりイライラ。だからこそ週に一度くらいは水拭きをして床も心もスッキリさせたいのだが、いざ週末になるとおっくうになりなかなか実行できずモヤモヤ……。

また、わが家には小学1年生の男の子がいるのだが、彼はいまだによく食べこぼし、工作に没頭しては細かなゴミを大量生産してくれる。公園から帰ってきた後の靴下からは砂が流れ出ることも。掃除を怠るとあっという間に汚部屋になるこの状況も、余裕を失う要因となっていた。

そんなわが家にやってきた「ルンバi7+」。まず試して驚いたのが、その賢さだ。間取りを学習して記憶し、効率的に掃除する機能が備わっているそうだが、実際、ボタンをワンタッチしただけで55平米の住まいを40分~50分ほどかけて丁寧に掃除してくれた。夫や子どももその姿を見て、「すごいね」「頭がいいんだね!」と感心しきりだ。

掃除スキルも想像を上回った。くるくると3本のブラシを回転させて壁際やテーブルの脚回りのゴミもしっかりかき出し吸い込んでいく。また、高さ10cmの隙間があればグングン潜り込んでくれるので、スティック型掃除機では行き届かなかったベッドやソファ、家具の下までもすっかりキレイに。

壁際の隙間やいすの脚の間もくまなく掃除
ソファの下にも潜り込んでくれる

毎朝慌てながら済ます自分の掃除よりも明らかに仕事が丁寧。しかも、掃除機がけをしていた7分間が空いたことで、洗濯物干しを前倒しでこなすことができた。気分も実に晴れやかだ。仕事・家事・育児のマルチタスクに追われる一分一秒が惜しい日々において、たった7分でも掃除タスクを減らせる心理的な好影響は大きいものだと感じた。

また、子どもがゴミを出すたびに「また掃除しなければ……」と憂鬱になっていたのだが、「まあいいか、後でルンバがキレイにしてくれるし」と、おおらかに構えることができるようになった。

ゴミが吸い上げられるクリーンベースから、ダスト紙パックを取り出して捨てるだけ

ゴミ捨てがかなり楽な点も気に入った。ルンバi7+は掃除が終わると、集めたゴミを自動で「クリーンベース」という充電基地兼ゴミ収集機の中にある紙パックに取り込んでくれるのだが、後はこの紙パックを捨てるだけ。しかも密閉された状態で取り出せるので、ほこりが舞うことなく処理できる。また、紙パックはルンバ本体のダスト容器30杯分のゴミを収納できるとのことで、コンパクトな住まいのわが家なら3カ月以上は交換しなくても大丈夫そうだ。これは本当に楽だと思う。

水拭きすると床がサラリとした感触で快適

拭き掃除専門のロボット、ブラーバも有能で驚いた。今回試したのは「ブラーバ ジェット m6」。ルンバ稼働後にバトンタッチさせたら、さらに床がピカピカになった。皮脂や料理の油などベタベタした汚れも一掃してくれるのだ。

使い方は簡単。専用のパッドを付け(水拭きの際はタンクに水を投入)ボタンを押すだけで、自動的にパッドに合わせた拭き掃除を始めてくれる。ルンバと同じく間取りを学習する機能が備わっている。時間をかけて丁寧に部屋中を拭き掃除してくれるので乾拭きだけでもキレイになるが、水拭きをするとさらに床はスッキリ。フローリングはサラリとした感触になり気持ちがいい。家族が素足で行き交うことが多い洗面所のタイルは、床の色がワントーン明るくなったように感じた。

洗面所のタイルはピカピカに

とくに水拭きは重労働で時間もかかるので、ロボットが代わってくれるのは心底ありがたい。毎日の水拭きは花粉やダニといったハウスダスト対策によいといわれているので、アレルギーに悩む人や赤ちゃんがいるご家庭は重宝するのではないだろうか。 また、音も静か。ブラーバに掃除をしてもらっている間に落ち着いて子どもの勉強を見たり、集中力がいる事務作業をしたり。これなら寝ているときも音を気にせず使えそうだ。

子どもの勉強をゆっくり見る時間ができた

家族みんなの家事に対する意識にも変化が

このように床掃除を一任できてしまう両ロボットだが、とくに便利なのが専用アプリをダウンロードすればスマホからの細かな指示にも応えてくれるところ。「ルンバは毎朝9時、水曜・日曜の11時はブラーバで水拭き」といった要望を予約設定できるほか、ロボットが作った間取りマップで各部屋に名前をつければ、「キッチンだけブラーバで水拭き」など、部屋指定で掃除指示をすることもできる。

間取りマップで掃除する部屋を指定できる

だから、外出中に掃除を任せてしまうことができる。仕事から帰ったとき、自分は何もしていないのに毎日床がピカピカなのはとても快適だ。休日も掃除に時間や体力を奪われることなく、ルンバとブラーバに掃除指示をし、気兼ねなく子どもと公園に遊びに出かけられた。

夫の意識にも変化があった。外出先からもスマホで指示ができることを知って、「これなら出張が多い自分でも掃除タスクを引き受けられそう。家族の時間をゆっくり過ごすためにも、家事シェアに役立つ新しい家電やサービスへの投資は検討すべきかもね」と話す。

また、子どもに「ロボットがお掃除しやすいようにお片付けしようか」と言うと、おもちゃをせっせと片付けた。筆者自身もモノを床置きしないようかなり意識するようになったし、家族みんなに整理整頓の習慣が身につきそうだ。

子どもが嫌がらずに片付けをするように

両ロボットにはスマホ操作以外にも、ルンバ稼働後に自動でブラーバが動き出すような連携ができたり、スマートスピーカーを通じ声のみで操作ができたりと、最先端テクノロジーが満載。使いこなせばかなり暮らしはスマート化されるだろう。

ルンバとブラーバを連携させておけば、ルンバの清掃後にブラーバが自動で起動。
ワンタッチですべての床掃除が完了する

家族みんなのQOL(Quality of Life)を上げたい人にとって、パートナーとしてお掃除ロボットを迎え入れることは賢い選択肢の1つだろう――お掃除ロボットとの暮らしを通じ、そんなふうに思った。

とくにおすすめしたいのは、やはり慌ただしい生活を送る家庭。共働き家庭はもちろん、出産や育休明けの社会復帰を控える家庭なども、使い慣れておくと怒涛の新生活の助けとなりそうだ。ペットを飼う人やご高齢の方など、掃除そのものが大変な家庭にもきっと役立つだろう。

暮らしを効率化し、時間やエネルギーを“大切なヒト・モノ・コト”に費やして心豊かに暮らしたい人は、導入を検討してみてはいかがだろうか。

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ロボット掃除機 ルンバ643
ロボット掃除機 ルンバe5
床拭きロボット ブラーバ ジェットm6
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