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スカイライナー、在来線最速支える「プロ意識」 最高時速160km、線路や信号などに総力を結集

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在来線国内最速のスカイライナーとして活躍、京成の「AE形」(撮影:梅谷秀司)

東洋経済オンラインの読者の皆さまは、京成電鉄の特急「スカイライナー」についてどのような印象をお持ちだろうか。

以前放映されたNHK『チコちゃんに叱られる!』では、「日本で2番目に速い電車は?」というチコちゃんの質問に対する答えが「新幹線を除く最速の電車が京成スカイライナーである!」という意外な事実を世間に知らしめた。

番組ではスカイライナーの速さの秘密は、軌間の幅が新幹線と同じ1435mmなので安定して高速が出せるから、という結論で終えていたが、それだけではないだろう。もっと深い理由を知りたいと思った読者もいたのではないだろうか。

そもそも、なぜ京成電鉄が在来線最速の時速160kmというスピードを出さなければいけないのか。そのスピードを出すためにどのような苦労があり、安全に運行するために、どのようなシステムを採用しているのか、そんな裏話を京成電鉄に聞いてみた。

プロフェッショナルたちがズラリ

インタビューにあたって、スカイライナーについての多岐にわたる質問を好奇心のおもむくまま広報の方に投げかけていた著者は、市川八幡にある京成電鉄の本社会議室に着くなり度肝を抜かれた。

広報や宣伝の方がまとめて答えてくださるのだろう、とぼんやり考えていた著者の前にズラリと並んだのは、スカイライナーを走らせるために日々、汗を流しているプロフェッショナルたちだったのだ。つねに第一線でスカイライナーに接している彼らから直接聞くことができた、速さの秘訣を今ここでお伝えしようと思う。

まずはスカイライナーの車両そのものについて質問をしてみた。

現在のスカイライナーは「AE形」という車両が使われている。このAE形は2代目で、1973年から1993年までは初代のAE形がスカイライナーとして活躍していた。

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【高速走行を実現するための工夫】

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