医学部合格のため「弱点克服」夏の攻略法とは? 受験生と保護者の夏休みの過ごし方

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2019年の医学部入試は、その様相がこれまでと大きく変わった。というのも、18年に起こった一部の大学の不正入試問題を受けて、各大学はより「公正」さを強調した入試傾向だったという。実際に医系専門予備校 メディカルラボの横浜校では「差別が強かったとされる女子生徒やいわゆる多浪生と呼ばれる受験生の合格者数が、前年度比で3倍近く増えた」と校舎長の西田成貴氏は話す。

「感覚的には、数学の難易度が全体的に上がった印象はあります。公正を打ち出す入試になったからこそ、一般的に女子生徒が苦手とする数学を難しくした側面があるかもしれません。ただ、それでも誰もが同じスタートラインに立った入試となったことは確かだと思います」(西田氏)

現役生以外にも、公平なチャンスが訪れていることになる。これまで、現役で合格できなかった生徒や女子生徒を持つ保護者は、本人以上に引き際を悩むことが多かったという。不利な状況の中では、早い段階で別の道を勧めるべきか……という相談も少なくなかった。しかし「今年の入試結果を見れば、諦めるのは早い」と西田氏はエールを送る。

夏休み中の弱点克服が合格を左右する

ただし、こうしたチャンスも、今年度の20年入試で一区切りとなる。21年1月には、大学入試改革による新入試制度「大学入学共通テスト」がスタートするからだ。国公立の医学部を狙う場合、これまでの傾向を踏襲した入試は今年が最後だ。

メディカルラボ 横浜校 校舎長 西田成貴

こうしたことから、いかに変革前の20年度入試が「重要か」がわかる。その中でもとくに重要となってくるのが「この夏の過ごし方」だ。「夏を制するものは受験を制す」といわれるが、どうしてそこまで重要視されるのだろうか。「夏休みは苦手を克服する最後のタイミング」だと西田氏は強調する。

「夏までは、当校でも基礎固めと弱点克服を重要視しています。秋以降からは演習量を増やしていき、合格可能性の高い大学を選定し、個別授業で対策を行っていきます。もちろん精神的にも夏休みまでは、まだ余裕があります。そこで適切な弱点の克服ができれば、受験校の選択肢は増えてくるわけです」(西田氏)

メディカルラボは、きめ細かなマンツーマン指導と全国各地の入試情報をカバーする点が特長だ。ほかの予備校や塾にはまねできない圧倒的な情報量を基に、各大学の傾向と生徒一人ひとりの資質に合わせたマッチング力で合格への道を開く。さらにこの時期に、少しでも弱点を克服できていれば、当然、選択肢は広がり合格の可能性も高くなる。

メディカルラボでは、このように基礎を固めたうえで適切なマッチングを行い「思考力・判断力・表現力」を重視した指導を行った結果、医学部・歯学部の合格実績も2018年度の903名から2019年度では1189名に増えた。医学系専門予備校の中でも、合格者数No.1(2019年「医学部予備校ナビ調べ」)の実績だ。

偏差値で測らない模試の強み

メディカルラボでは、夏休み前の「私立医学部模試」も用意している。この模試は、一般的な模試のように偏差値を基準に判定するものではない。入試問題で求められるさまざまな学力を測り、全国私立医学部31大学に対する判定をすべて出してくれるものだ。千差万別の出題傾向と形式を知り尽くすメディカルラボだからこそ、受験生の特性にマッチした大学を判定する。下記が模試結果による、判定イメージだ。

 

「この模試の結果をもって夏休みにじっくり弱点を克服することができれば、この時期ならまだ志望校を変更せずに合格を狙うことができます」(西田氏)

合否の判定だけに模試を使うのではなく、自身の特性を読み取り、その後の夏期講習などのマンツーマン指導で効果的な学習ができれば、基礎学力や学習のペースがつかめ、秋以降の飛躍につなげることができるというわけだ。

こうしたことから、いかに「この夏の過ごし方」が重要なのかがわかるが、それは現役生にとっても変わりない。この時期に、部活動などを行っていた現役生の場合、引退する時期だ。そのため、この夏以降に入試に向けて本腰を入れることも多い。現役受験生が必ずしも有利ではなくなった今、模試でまずは弱点を見極め、夏期講習で基礎固めと弱点克服をする学習方法は、志望校合格に到達する近道だといえる。

保護者が夏休みにしてはいけないことは?

マンツーマン指導の魅力は、何も学力のサポートばかりではない。「夏の間は多少の無理をしてでも走り抜け」とされている受験勉強だが、もちろん体調を崩したり、精神的に負荷がかかりすぎては意味がない。

メディカルラボでは、講師がこまやかに生徒をサポートできるため、表情の変化などから敏感に生徒の状況を察知し、つねにモチベーションを保つ指導を心がける。保護者へのサポートも同様だ。

「夏休みの間、受験生は校舎で13時間は机に向かいます。当然、家に帰ればリラックスをして、テキストを開かないことも多い。校舎での様子を知らない保護者の方は『家でこんなに勉強をしていなくて大丈夫なのだろうか?』とお子さんにプレッシャーをかけてしまうことがあります。これは逆に受験生のやる気をそぐ、場合によっては焦らせるだけで、よい結果に結びつきません。当校では、保護者とは電話で連絡を取り合い生徒の状況をお伝えしています。また、保護者面談も学期に一度は行うほか、希望があればいつでも保護者面談を行っているので、保護者側の不安を取り除き、お子さんを適切に見守っていただくことにも役立っています」(西田氏)

受験生一人ひとりの最適なカリキュラムや戦略、保護者を含めたサポートを提供するメディカルラボだからこそ実現する夏の乗り切り方。他校の追随を許さない特徴的な模試の活用も含め、夏を制し、20年度入試の合格へとつなげてほしい。

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