ハミルトン新作ウォッチは映画ファン必見!

『インターステラー』劇中の腕時計が製品化

ハミルトンCEOのシルヴァン・ドラ氏

第91回アカデミー賞の授賞式が行われた2019年2月25日、日本では腕時計ブランドのハミルトンが2019年上期の新作モデルを発表した。

今季大きなテーマに掲げたのは、映画との密接な関わりだ。ハミルトンの時計は1932年公開の映画『上海特急』を皮切りに、これまで500本以上のハリウッド映画に登場してきたという。登場人物たちの個性を彩る名脇役として、ときには物語の重要なカギとして銀幕を彩ってきた歴史を振り返り、それらを背景とした新作モデルを登場させる。

映画ファン必見の腕時計が続々登場

ハミルトンは、1892年にアメリカ・ペンシルべニア州ランカスターで創業。高精度な時計を製造する技術力を有しており、創業後間もなく、当時頻発していた列車事故を防ぐため正確性を求めていたアメリカ鉄道の公式時計に認定された。また、世界初の電池式時計「ベンチュラ」や世界初のLED式デジタル時計「パルサー」など、時計史に刻まれる名作も数多く開発。その革新性や独創性は映画界や音楽界のパイオニアたちを魅了し、アメリカの歴史とともに発展してきた。

大半の腕時計メーカーは毎年3月下旬から4月上旬にスイス・バーゼルで開催される「バーゼルワールド」にて新作を発表するのが通例だが、近年ハミルトンでは、同展示会前に日本で先行発表を行っている。今年も本国からCEOのシルヴァン・ドラ氏が来日し、新作の特徴について自ら解説した。

写真左から時計回りに、「マーフ ウォッチ」、「ベンチュラ スケルトン」、「ベンチュラ クロノクオーツ」

目玉が、「マーフ ウォッチ」だ。これは、2014年に公開されて世界で大ヒットを記録したクリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』にて、父と娘をつなぐ大切な存在として使われた時計だ。劇中の小道具として作られた非売品だったが、多くのファンの要望に答えて製品化が決定。「カーキ フィールド マーフ オート」の名で劇中モデルを忠実に再現した。さらには、印象的なフレーズとして登場した「Eureka」をモールス信号で表した文字を秒針に刻印し、ファンの期待に応えている。

アシンメトリーなケースが印象的な「ベンチュラ」は、1961年公開の『ブルー・ハワイ』でエルヴィス・プレスリーが、1997年公開からシリーズ化した『メン・イン・ブラック』で主人公のエージェントらが着用し、各キャラクターを強烈に印象づけてきたモデルだ。今季には、1950年代の自動車にインスパイアされたカウンターを搭載した「ベンチュラ クロノクオーツ」や、すべてを黒で染めた「ベンチュラ」フルブラックモデル、クラシックなボンベダイヤルを合わせた「ベンチュラ オート」、やはりアシンメトリーな小窓を付けた「ベンチュラ オープンハート」など、新しい表現を展開する。

2017年公開の『スパイダーマン:ホームカミング』でもベンチュラをベースにした映画仕様モデルが使用されたが、これを「ベンチュラ スケルトン」として製品化する。蜘蛛の巣をあしらったフルスケルトンダイヤルから、機械式ムーブメントの美しい装飾を楽しめる。

2001年公開の『パール・ハーバー』では、その頃実際に米国陸軍に支給されていたのと同じ「カーキ フィールド」を使用し、同シリーズの人気が再燃した。今季は標準持続時間を80時間に延伸した「カーキ フィールド メカ」を開発し、さらにカラーやストラップの種類の選択肢も増やした。

伝統と新鮮さを兼ね備えた2019新作

「ここまで映画と密接な関係を持つ時計ブランドは、ハミルトンのほかにないのではないか」。80年以上にわたって映画業界に関わり信頼を高めたことや、製作期間が短い状況でも対応する姿勢が大きな要因だと、ドラ氏は推測する。通常、時計作りは1年以上かけて行われるが、映画の小道具としてオーダーでは、企画から完成まで4週間に満たない状況もあるという。

「大変な仕事ですし、露出は保証されていない。直接的に大きな利益を生むわけでもありません。しかし、映画は時計と同じくエモーショナルな存在であり、私たちは映画の世界に寄与したいという情熱を抱いています。それに彼らはみな創造力が豊かであり、その刺激がハミルトンをよりよい方向へと導いてくれるのです」

左から「スピリット オブ リバティー」、「ジャズマスター シンライン オート」、「イントラマティック オートクロノ」

このほか、ムラ染めしたレザーストラップが特徴的な「スピリット オブ リバティー」やストラップを簡単に付け替えできる「ジャズマスター シンライン オート」には、新色が追加された。1968年モデルを復刻した"パンダダイヤル"の「イントラマティック オートクロノ」やアビエーションウォッチの「カーキ X-ウィンド」には、それぞれにブルーダイヤルモデルが加わっている。

昨年はアビエーションモデルに注力し、年間を通じての売り上げは堅調に推移したという。今後も腕時計市場におけるシェア拡大を課題とし、昨冬よりオープンしたECサイトなど販売網の拡大にも力を入れていく。
「お客様との接点を持つ意味で、ECサイトはとても重要です。お客様にハミルトンの製品や世界観を適切に伝えていくツールとして、今後も有効活用していきます」

ハミルトンの2019年モデルは、早いものではすでに発売がはじまっている。東京・原宿にある旗艦店「ハミルトンブティック 東京 キャットストリート」のほか、全国のハミルトン正規販売店、オンラインショップで購入できる。

お問い合わせ
ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン
  • 03-6254-7371