2019年医学部入試が従来と違う理由とは? “公正な”医学部入試で出題傾向に異変

2018年に吹き荒れた医学部の不正入試問題。文部科学省の指導もあり、2019年の医学部入試は「公正」ということが、これまでになくクローズアップされることだろう。女性や浪人を重ねた受験生にとっては、不利な要素がなくなると安堵感が広がっているが、実は話はそう簡単でもないようだ。「公正」さを強調した入試となれば、逆に差をつけるために大学側がこれまでの出題傾向を一部変えてくることが予測される。「逆に熾烈な争いになる」と言うのは、医学部専門予備校 メディカルラボ東京統括校舎長の小川友輝氏だ。

「もちろんすべての受験生が平等なスタートラインに立って競争できることは望ましいことです。しかし、医学部の入試状況はボーダーラインの1~2点の中に数十人の受験生がひしめくものです。大学側も公平性を担保したうえで差別化をするとなれば当然、出題傾向を一部これまでと変えてくるでしょう。面接なども含め、1つの傾向と対策だけではなく、2つ目、3つ目の対策を立てておかなければなりません」(小川氏)
受験生にとって、そもそも「過去」の出題傾向を把握して学習するだけでも簡単ではない。それを複数の大学に対して実践するとなれば至難の業だ。さらに今年の出題傾向が一部変わることになれば、受験生の負担は増大することだろう。
直前でも、正しい戦略が可能性を生む
メディカルラボでは、受験生一人ひとりに対してカリキュラムを個別に作成し、プロの講師が1対1で指導する。とくに直前対策では、このマンツーマンの個別対応でしかできない指導力を自負する。
「われわれは単にカリキュラムをこなすだけではありません。受験生の特性を見抜き戦略を立てながらマンツーマン指導を行います。例えば、志望大学の合格ラインに、あと20点ほど達していなかったとします。受験する大学で必ず『図形』と『微分積分』が出題される傾向があった場合、その分野に集中して得点を20点だけ伸ばす指導をします」(小川氏)

メディカルラボ「私立医学部模試」での合格可能性の判定方法
つまり、志望大学に合格するために必要なことが何かを的確に判断して、その生徒に合った授業を行っている。メディカルラボではマンツーマンの授業だけでなく、医学部受験に関して、一人ひとりの生徒に必要な情報を提供し、受験生に合った戦略を練るまさにコンサルタントのような役割も担っている。だからこそ、直前対策でも受験生の学力を伸ばすことができるのだ。
さらに、全国に校舎を展開し、日本全国各地の医学部情報をカバーしている点も、ほかの予備校や塾にはまねできないメディカルラボの強みである。
「例えば、東京の受験生が鹿児島大学を受験することになったときに、その大学の情報に精通している人がいるかどうかが重要になってきます。当校では鹿児島にも校舎があり、鹿児島大学の入試状況に精通している講師がいます。それぞれの得意分野を伸ばす個別指導力と全国の医学部の情報をカバーする力。この両輪があるからこそ合格へのサポートを徹底的に行うことができるのです」(小川氏)
重要な保護者へのサポートも
もちろん、サポートするのは受験生ばかりではない。メディカルラボでは学期に1度は「保護者面談」を行うほか、希望があればつねに面談を設けるなど保護者サポートにも余念がない。単に成績のことばかりでなく、「モチベーションを上げるためには」「入試直前時期には親は何に気をつけるべきなのか」といった保護者の悩みや不安にも応える。とくに直前のデリケートな今の時期は、保護者の不用意な一言が入試に影響してくることもあるという。
「いよいよ1週間後が受験日。そんなときに保護者から『試験いつだっけ?』とのんきに声をかけられ、腹が立って1日勉強が手につかなかったという受験生もいます。何も手取り足取り受験生をサポートする必要はありません。かえってストレスになることもありますから。最低限、受験のスケジュールを把握しておけば、かける言葉も変わってくるはずです」(小川氏)
とくに初めて受験生を持つ親は、子ども以上に不安になることも多いだろう。メディカルラボでは、保護者のバックアップをしながら共に受験生のサポートを行う体制が整えられているのだ。
2021年の入試改革で「合格」のカギを握るのは?
2021年1月には、大学入試改革による新入試制度がスタートする。現在のセンター試験に代わり今の高校1年生からは「大学入学共通テスト」が導入されるわけだが、これまでの暗記勝負の試験体系ではなく「思考力・判断力・表現力」重視へと舵が切られるといわれている。医学部入試もすでに考え方や解答に至るプロセスが問われるようになってきており、今後ますます思考力・判断力・表現力が必要とされるだろう。

こうした入試改革後、メディカルラボのマンツーマン指導は、さらに効果を発揮できると小川氏は自信を込めて語る。
「思考力を養うには、一方向から教え込むだけの集団形式の授業では難しいものがあります。『受験生が問題を解く過程で、なぜそう考えたのか』、逆に生徒側では『講師はどう考えてこの解答を導き出しているのか』を双方で確認し、質疑応答を重ねることで気づきが生まれ思考力が養われます。思考力・判断力・表現力はセンスではなく、場数を踏めば必ず磨かれていくもの。ただし、暗記とは異なり時間がかかります。今後入試改革が進む中では、早くから思考力を養う学び方を身に付けることが重要になってくるでしょう」(小川氏)
メディカルラボでは、圧倒的な情報量を基にした細やかな個別指導を実現。偏差値や模試の結果だけでなく「受験生、個人そのもの」に、さらには保護者に至るすべてに気を配りながら一人ひとりの最適なカリキュラムや戦略、サポートを提供する。だからこそ、入試直前の今の時期、そして数年先の新入試制度に向けても「真の学力」をつける道筋を提示することができるのだろう。
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