「脱・行列」、デキる人のテーマパーク攻略術 妻や子供からの評価が倍増するワケ
Scene1 妻子のリクエストに困惑
田中健一(37)は、首都圏の中堅メーカーでマネジメント職を務めている。仕事はおおむね順調で、収入にも不満はない。ただ、このところ仕事が忙しく、家族と過ごす時間がほとんどないことに悩んでいる。めったにない休日対応が必要な仕事が続き、遊びに行く家族との約束を立て続けにキャンセルしてしまったからである。
そんなある夜、帰宅した田中を迎えた娘の里香(小学4年生)は、いきなりこう言った。「パパ、今度の連休はユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行きたい!」――ユニバーサル・スタジオ・ジャパン? 僕が人混みや行列に並ぶのが嫌いなのは、妻も知っているはずなのに――。反射的に田中は妻の美紀(35)を見たが、素知らぬ顔をしている。子どもに言わせてはいるが、以前からユニバーサル・スタジオ・ジャパンに興味を示していた美紀が乗り気なのは明らかだ。
田中には、苦い思い出がある。息子の陽太がまだ1歳だった2年前、家族4人で訪れた真夏のテーマパーク。里香がどうしても乗りたいと言い張ったアトラクションは2時間待ちだった。ぐずる陽太をあやし続け、水分補給に気を使い、立ち続けた気の遠くなるような時間。ようやく乗れたと思ったら、ほかのアトラクションもほとんど2時間以上の待ち時間となっていた。行列に翻弄された一日は、苦痛でしかなかったと断言できる。しかもユニバーサル・スタジオ・ジャパンは大阪。遠出をしなければならないうえに、最近は非常ににぎわっていると聞く。まだベビーカーが必要な陽太の世話をしなければならないことも考えると、「行きたくない……」というのが、田中の偽らざる本音だ。
でも、このところ家族との約束を守れなかった田中に、拒絶する権利はない。美紀の機嫌を損ねないようなんとか笑顔をつくり、「わかった!」と里香に返答せざるをえなかった。
翌日のオフィス。後輩の佐藤智彦(34)が、休憩スペースで「何かありました?」と田中に声をかけた。平静を保っていたつもりの田中だが、内心の憂鬱が顔に出ていたようだ。部署は違うが、気の合う仲である佐藤は、プライベートも仕事もそつなくこなすスマートさを持っており、年下ながら田中は何かと頼りにしている。愚痴を聞いてもらうつもりで「実は……」と打ち明けると、思いもよらない答えが返ってきた。
「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、『待ち時間ほぼなし』で楽しめるオプションがあるんですよ。『ユニバーサル VIP ツアー』といって、どんなに混んでいても優先的にアトラクションを体験できます」
「すごいね!行列のストレスから解放されるなら、多少お金が余分にかかっても申し込みたいなあ。でも、人気があるんじゃない?」
「確かにそうなんですが、最近アメリカン・エキスプレス(R)・カード会員限定の優先枠ができたんです。これ、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンをたっぷり楽しむ超裏技ですよ。実は僕、すでに利用してきました」
聞けば聞くほど、「ユニバーサル VIP ツアー」への関心が高まってきた田中。まだアメリカン・エキスプレス・カードの会員ではなかったが、「家族にとても感謝されました」という佐藤の言葉に心を大きく揺り動かされ、入会を決意したのだった。
Scene2 想像以上のVIP待遇に喜ぶ家族
田中家がユニバーサル・スタジオ・ジャパンを訪れる日がやってきた。早朝の新幹線に乗って、大阪へと向かう。美紀と里香は「あまり混んでいないといいけど」と心配そうに話し合っている。そう、田中は「ユニバーサル VIP ツアー」に申し込んだことを家族には秘密にしていた。失われつつある家族からの信頼を、サプライズで喜ばせることで取り戻そうと考えたのだ。「こんなにテーマパークが楽しみなのは小学生以来だ」と思いながら、浮き立つ心を表情に出さないよう苦心する田中だった。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに到着して、通常の入場ゲートへ向かおうとする美紀と里香。田中はそれをおもむろに制し、「ユニバーサル VIP ツアー」専用の入場口へとエスコートした。驚きから喜び、そして尊敬のまなざしへ、目まぐるしく変化する2人の表情が心地いい。
「えっ、もしかして『ユニバーサル VIP ツアー』に申し込んでくれたの?よく買えたわね」。さすがにユニバーサル・スタジオ・ジャパンについてしっかり予習してきた2人は、連休に「ユニバーサル VIP ツアー」を購入することの難しさを知っている。もちろん田中は、ここで種明かしはせず、入会したアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードを使ってスマートに手続きを済ませた。
そこからは、想像以上に快適な一日だった。開園直後にもかかわらず行列ができているアトラクションも多い中、悠々と特別通路から入っていける。もちろん、優先的に体験できる。実に効率よく、人気のアトラクションを次々に楽しむことができるのだ。
ベビーカーに気を使いながら、足早に待ち時間の少ないアトラクションを探すのがテーマパークの過ごし方だった田中にとって、夢のようなひととき。最初は、行列している人たちを横目にVIP扱いを受けることに対し、少し気が引ける思いもあった。しかし、普段あまり見られないほど満面の笑みを浮かべて楽しんでいる美紀と里香を見ていると、そんな気持ちも吹き飛んだ。ゆったりした気分で、さまざまな作品の世界観を満喫し、「こんなにテーマパークって楽しいんだ」と初めて心から感じたのだった。
しかも、アトラクションを優先的に体験できるだけでなく、専属のツアー・ガイドが付くのもVIP感をさらに盛り上げてくれる。パークの秘密や豆知識を楽しく話してくれるほか、記念撮影も手伝ってくれるので、いつもの「撮る役」から解放されるのもありがたいと思った。
Scene3 ゴールド会員の豊富な特典を活かして、海外旅行の計画も
VIP待遇を満喫した一日が終わり、日常生活へと戻った田中家。ギクシャクしていたそれまでとは明らかにがらりと雰囲気が変わった。食卓には笑顔が咲き、話も弾む。はっきりと言葉で感謝を伝えられたわけではないが、田中は確かな手応えを得ていた。
「アメリカン・エキスプレス・カードは、家族に喜びをもたらしてくれる」と感じた田中は、あらためて他の特典も調べてみた。すると、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン関連だけでも、ユニバーサル VIP ツアー優先枠以外に、ホテルや交通手段までまとめて購入できる便利な「ユニバーサル・トラベル」など四つの特典があるではないか。
さらに、田中が入会しているアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードには、コースメニューを2名以上で予約すると1名分が無料になるサービスや、海外旅行に行く際に便利な特典がある。「美紀の誕生日は、あの高級レストランのコース料理で祝おう」「来年の夏休みには、海外へ行く計画を立てようか」など、家族と過ごす充実プランに思いをめぐらせる田中。数週間前とはまるで別人。ついに、仕事だけでなく家庭生活もスマートにマネジメントする「デキる」ビジネスパーソンへと脱皮を遂げたようだ。
そして、数カ月後の平日。田中は有休を取得して、父親参観に出席するため里香の小学校へ向かった。授業風景を参観したあと、ふと壁に目をやると里香の作文が張ってある。作文には、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの思い出がつづられていたが、最後まで読み進んだ田中は目頭が熱くなった。
「乗りたいアトラクションに全部すいすい乗れて本当にうれしかったです。パパががんばって取ってくれたおかげだってママが言っていました。いざというとき頼りになるパパが大好きです」――アメリカン・エキスプレス・カードに助けてもらったという種明かしは、もう少し後にしようかな。
また、レストランのコースメニューを2名以上で予約すると1名分が無料になる「ゴールド・ダイニング by 招待日和」や、高台寺圓徳院の「京都特別観光ラウンジ」でお茶の接待が受けられる特典もある。国内外1200カ所以上の空港VIPラウンジが利用できる「プライオリティ・パス・メンバーシップ」に年会費無料(通常は年間99米ドル)で登録でき、さらに1回32米ドルの利用料が年間2回まで無料。もちろん家族カードも対象だ。そして、海外旅行での航空便遅延費用補償も。
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