「おしゃれ度がグンと高まる家電」人気の理由
あのライフスタイルショップ夏のイチ押しは

家電が「生活そのもの」を変える
2015年、二子玉川にオープンした二子玉川 蔦屋家電。一般的な家電量販店とは一線を画す、デザイン性にこだわった商品セレクトで、多くの人を惹きつけている。その根底にあるのは、”生活そのものを提案する”というコンセプトだ。モノを売るというよりも、モノを通してこれまでとは違う、ワクワクするようなライフスタイルを売る。そのため、一人ひとりのライフスタイルに合った最適な家電を提案する”コンシェルジュ”というガイド役が店内にいるのも独特だ。

商品のセレクトについて、二子玉川 蔦屋家電のコンシェルジュ、横野剛氏はこう話す。「お客さまに”生活提案”ができるもの、お客さまの生活をいい意味で一変させられるもの、というのが商品選びの一つの基準になっています」。そんな蔦屋家電がオープンして今年で3年目。開店当初に比べ、商品展開には”ある変化”が見られるという。

リビングコンシェルジュ
家電製品総合アドバイザー
横野剛氏
「家電という看板を掲げていることもあり、当初はさまざまな商品をそろえていました。しかし、現在は、われわれがイチ押しする商品に絞っています。たとえばテレビなら、通常置いているのは5種類のみです。他店にあまりない商品や、当店のみの限定ものも多く置いています。おすすめの商品を絞ることで、われわれの独自性がよりハッキリしたのではないかと思います」
そうした厳選された商品展開の中でも、とりわけ目に付く一角があった。世界的な空調専業メーカー・ダイキン工業が、今年3月に発売した家庭用エアコン「risora(リソラ)」の売り場だ。店内のエアコンコーナーには、壁面の大きなスペースを使って「risora(リソラ)」専用の特設ブースが設けられ、演出パネルを用いてスタイリッシュに飾られていた。
横野氏は「今までのエアコンにはなかった概念の商品であることと、空間の演出やインテリアとしての面を重視したいというメーカーさんの想いが、まさにわれわれが考える”生活提案”と重なるものだと考え、大々的にやりましょうという流れになりました」と「risora(リソラ)」の取り扱いを始めた理由を話す。