グーグルの株価、ついに1000ドル突破 S&Pが終値で再び最高値更新

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10月18日、米国株式市場は、S&P総合500が前日に続き終値で最高値を更新、ナスダックも2000年以来の高値で引けた。写真はニューヨーク証券取引所(2013年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 18日 ロイター] - 18日の米国株式市場は、S&P総合500が前日に続き終値で最高値を更新、ナスダックも2000年以来の高値で引けた。グーグルやモルガン・スタンレーの好決算を受けて、企業業績への懸念が後退した。

前日市場予想を上回る決算を発表したグーグルは13.8%急伸。1000ドルの大台を初めて突破し、1011.41ドルで終えた。グーグルがけん引する格好でS&Pテクノロジー株指数は1.8%上昇し、他のセクターをアウトパフォームした。

シノーバス・トラスト・カンパニーのシニアポートフォリオマネジャー、ダニエル・モーガン氏は「米財政協議がひとまず決着し、市場の関心は再び企業業績にシフトしている。来週も期待できそうな企業が決算発表を控えており、こうした上昇基調が来週も継続するだろう」と述べた。同氏はオンラインDVDレンタルのネットフリックスやアップルが来週発表する決算もグーグルのような堅調な内容になると見込んでいる。

ダウ工業株30種<.DJI>は28.00ドル(0.18%)高の1万5399.65ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は51.13ポイント(1.32%)高の3914.28。

S&P総合500種<.SPX>は11.35ポイント(0.65%)高の1744.50。

週間ではS&Pが2.4%、ナスダックが3.2%それぞれ上昇。ダウも1.1%上昇した。S&Pとナスダックの週間上昇率はともに7月半ば以来の大きさとなった。

医療保険大手のユナイテッドヘルス・グループは3.7%安。同社が運営する民間の高齢者向け医療保険「メディケア・アドバンテージ」に対する政府の給付金削減により、2014年は厳しい年になるとの見方を示したことで、他のヘルスケア関連銘柄も売られた。

モルガン・スタンレーは2.6%高。同社が発表した第3・四半期決算は、株式のセールス・トレーディングが好調で50%増収となった。

ゼネラル・エレクトリック(GE)は3.5%高。第3・四半期決算は金融部門の縮小などが利益と売上高を押し下げ、減収減益となったものの、市場は受注残高が過去最高水準となったことや利益率改善を好感した。

トムソン・ロイターのデータによると、これまでに決算を発表したS&P総合500採用企業98社のうち、利益が市場予想を上回った企業の割合は62.2%、売上高は53.1%となっている。

全体の出来高は約55億7000万株と、平均をやや上回った。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

終値         15399.65(+28.00)

前営業日終値    15371.65(‐2.18)

ナスダック総合<.IXIC>

終値         3914.28(+51.13)

前営業日終値    3863.15(+23.72)

S&P総合500種<.SPX>

終値         1744.50(+11.35)

前営業日終値    1733.15(+11.61)

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