新たな「与信」で人々に豊かな生活を提案 金融業界の常識を変えるサービスの開発へ

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─ 2014年の会社設立から5期目を迎えていますが、これまでの成長をどう評価されていますか?

KDDIフィナンシャルサービス
代表取締役社長 石月 貴史 Takashi ISHIZUKI
1990年、KDDI入社。 財務部などを経て、株式会社じぶん銀行設立に参画。 2011年、KDDIに帰任。 「au WALLET構想」の具現化に向け、当社設立を企画。 2014年、当社設立と同時に現職

石月 当社は、KDDIのau通信サービスをご利用いただいているお客様向けにクレジットカードを発行しています。事業を始めるにあたり、会社設立から8カ月で事業開始までこぎつけたのは、業界でも最速レベルだったと自負しています。

当社クレジットカードの主な入会チャネルは、全国のauショップになります。今年度は、KDDIの関係部署と連携を一層強化した結果、クレジットカードへお申し込みいただくお客様の数が想像を超える水準となり、事業開始からわずか3年で会員数300万人を突破することができました。KDDIの多大な協力もあり、顧客基盤の拡充も他社を上回るスピードで、できてきています。また、業績面では毎期利益を倍増させる等、これまでの成長は、速度・質両面で一定の手応えを感じております。

ゴールドカードの特典を大幅に強化

─ 主力事業である「au WALLET クレジットカード」の特徴や優位性を教えてください。

石月 クレジットカードを選ぶ際にお客様が重視することは、お客様の消費行動範囲、つまりリアル・ネットを合わせたエリアの中で、お客様がいかにメリットを得られるかです。そのメリットの最たるものが、”ポイント”です。その点、当社のお客様は、auユーザーですから、毎月必ずauの通信料をお支払いいただくことになり、そこでまず「WALLET ポイント」が貯まります。

加えて、auでは物販・エネルギー・金融をはじめさまざまなライフデザインサービスも手掛けており、これらの利用でも「WALLET ポイント」が得られます。いわゆるau経済圏で当社のクレジットカードを利用することで、通常より多くのメリットが受けられるようなサービスを提供しております。au経済圏での消費行動により、多くのポイントが得られ、それがどんどん貯まる。これが当社カードの一番の強みだと考えています。

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