ビジネス電話帳アプリでJALが働き方改革 時間と場所に縛られない働き方を支援

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左から日本航空の城戸克也氏(IT運営企画部 海外IT・コミュニケーション基盤グループ)
神谷昌克氏(人財戦略部 ワークスタイル変革推進グループ グループ長)
西村直人氏(人財戦略部 ワークスタイル変革推進グループ マネジャー)
日本航空は2015年、「JALワークスタイル変革」ビジョンの実現に向け、間接部門に在宅勤務を導入。社員約4000人の固定電話を廃止し、内線の利用が可能なスマートフォンを導入した。そのカギとなる電話帳管理システムとして選んだのがNTTテクノクロスの「ProgOffice Enterprise」だ。

トップのコミットメントで働き方改革を推進

日本航空(JAL)がワークスタイル変革に着手したのは2015年。社長の植木義晴氏の強いコミットメントのもと、「誰でも活躍できる生産性の高い職場」を目指し、さまざまな施策が進められていた。

具体的には、ワークスタイル変革の実現に向けたシナリオとして、自席以外でも仕事ができるフリーアドレス化、打ち合わせスペースの創出、テレワークの導入などを実現してきた。

「『時間』と『場所』のフレキシビリティを高めることが重要だと考えています。特に『場所』のフレキシビリティについては、14年から在宅勤務を導入し、現在はどこでも仕事ができるテレワークへと進化させています」と話すのは15年に設立されたワークスタイル変革推進グループのグループ長の神谷昌克氏。

場所にしばられない働き方を実現するために、間接部門約4000人の社員の固定電話を廃止し、スマートフォンに置き換えた。通話は内線電話ソリューションのオフィスリンクを利用。日本全国どこにいても通話ができる仕組みにした。

「そこでカギになるのが電話帳管理システムです。社員にとって使い勝手がよく、管理コストが抑えられるものを探していたところ、出合ったのが、NTTテクノクロスのProgOffice Enterprise(以下、ProgOffice)でした」と神谷氏は話す。

ほしい情報に簡単アクセス管理コストも削減できる

ワークスタイル変革推進グループのマネジャー西村直人氏は「それまでPCの電話帳管理システムを使っていました。スマートフォン版になって、『前のほうがよかった』と言われるようでは意味がありません。検索性や応答性が優れており、ITに詳しくない社員でも簡単に使える点も、ProgOfficeを選んだ大きな理由です」と語る。

社内電話帳にはグループ内の約4万5000件の電話帳データが記録されているが、ProgOfficeなら氏名、部署名、担当業務の一部を入力するだけで対象の社員が即座に検索できるという。

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