積水ハウスのニーズをとらえ続ける提案力とは 高い付加価値が差別化のポイント

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寝室はスライディングスクリーンを閉めれば隠すことが可能。開け放つことでリビングとつながる広々とした空間になる
所有する土地の有効活用の一つとして注目されるのが賃貸住宅経営だ。関心を持つオーナーも増えているが、周辺との競争も激しくなっている。こうした中、入居者に選ばれる高品質な建物を提案しているのが積水ハウスだ。入居者に選ばれる建物とはどういったものなのか?高い競争力を実現する対応力と付加価値が魅力の実例を紹介する。 

競合に負けない賃貸経営
さいたま市にあるベレオの実例

今回紹介するのは、さいたま市にある3・4階建て重量鉄骨賃貸マンション「ベレオ」の実例だ。同物件の立地は都心への通勤に便利だが、周辺にはライバルの賃貸マンションも多い。そこで積水ハウスでは、他物件との差別化を図り「部屋のコンセプト」を明確に打ち出すことで個性的で魅力ある物件を提案した。3階建て2棟24戸の建物に対して、シングル向けからファミリー向けまで12通りものプランを用意した。

埼玉県さいたま市にある物件。周囲は分譲マンションや賃貸物件が林立し、激しい競争が見込まれる地域だった

中でも注目に値するのは写真の1階のシングル向けプランの部屋だ。玄関から専用庭まで一直線に通り抜けられる「通り土間」を設けることで、自転車の整備やDIYなどの趣味の場や書斎にもなる付加価値のある空間を生み出している。効率優先の既存物件にはない入居者のこだわりが反映される空間づくりだ。こうした設計自由度が高く独自構造の強みを生かした生活提案が、入居者に部屋への愛着を持たせる。

玄関から勝手口まで一直線に「通り土間」がある部屋。趣味を楽しみたいシングル男性を想定した空間になっている

時代性、市場性を先取りすることにより、入居者から支持される住まいづくりができ、その挑戦が競合に負けない価値を生み出す。一般的に敬遠されやすい「1階」という条件を逆に魅力に変えた空間提案力に注目だ。

玄関を通らずに直接室内に出入りできる勝手口

一般的に賃貸マンションでは防犯面や日当たりの良さなどから上層階のほうが人気だが、この部屋は趣味にこだわりのあるシングルの男性から支持されているという。同マンションではほかにも、床を掘り下げた居室を設けた部屋など、1階ならではのプランがある。また、ファミリー向けには2・3階をメゾネットにしたプランも用意されている。

このような多彩な提案が支持され、同マンションは周辺よりも高めの家賃設定だったが、竣工後ほどなく満室になったという。

地域や入居者のニーズにあった提案から生み出された積水ハウスの建物であればこそ、競合に強く、尚且つ高めの家賃設定でも入居してもらえるというわけだ。

賃貸経営は長期だからこそ信頼できるパートナー選びを

積水ハウスのこうしたフレキシブルな提案を形にできるのも、独自の重量鉄骨「βシステム構法」があるからだ。60メートル級の高層ビルと同じ耐震基準という安全性に加えて、通し柱が不要なため、各階の間取りが自由に設計できる。都市部のさまざまな規制にも柔軟に対応可能な構法だ。そして2017年11月にさらに進化した新構法「フレキシブルβシステム」が導入され、より空間づくりの自由度が高まった。

さらに建物だけでなく賃貸住宅経営をサポートする「シャーメゾン With システム」は、建物完成後も入居者募集や管理、将来的なリフォーム等、積水ハウスグループの総力をもって対応してくれるため、管理に関連した雑務を懸念する方でも安心と言える。

競合との差別化、すなわち付加価値の高い住まいが賃貸経営をするうえで今後重要になってくる。つくっただけで終わりではなく、何十年と長期に続く賃貸経営だからこそ、信頼できるパートナー選びをしたいものだ。その中で、積水ハウスでは長年蓄積してきたさまざまな成功事例がそろっており、また、確かな構法技術がある。

積水ハウスが今秋導入した新構法「フレキシブルβシステム」に関する資料はこちらから。より自由な空間を実現して土地のポテンシャルを高める技術や事例を紹介する。

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