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女子大生が地域貢献、国際協力の実践で成長 高い評価が実証する金城学院の教育力

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  • 金城学院大学 制作:東洋経済企画広告制作チーム
「強く、優しく。」をスローガンに、学院創立から128年にわたり理想の女子教育を追求している金城学院大学。産学連携や地域貢献、国際協力等の活動においても、学生の主体性を重視し、実践的な学びが個々の成長につながっている。学外からも極めて評価の高い二つのプロジェクトを紹介する。
金城セントレアサポーターズのメンバーたち

産学連携プロジェクトでセントレアの集客を強化

庫元正博 教授/国際情報学部 国際情報学科

2016年5月、金城学院大学(名古屋市守山区)と中部国際空港株式会社は、マーケティングや販促、広告活動などに協働で取り組む「産学連携に関する包括協定」を締結した。その主目的は、女子学生の力で中部国際空港(セントレア)へ若者を呼び込もうというもの。活動主体として発足した「金城セントレアサポーターズ」の初年度のメンバーを務めたのが、国際情報学部、庫元正博ゼミの学生だ。

庫元教授は、大手広告会社でコピーライター、CMプランナー、クリエーティブ・ディレクターとして豊富な実務経験を持ち、大学ではマーケティング論、広告論、消費者行動論などの講義を受け持つ。ゼミ生たちはその学びの実践の場として、セントレアとの産学連携に臨んだ。「もちろんクオリティは求めますが、教育の一環ですから一番の目的は学生の成長です」と話す庫元教授。学生は自らマーケティング調査を行い、意見を出し合ってターゲットのインサイトを探り、セントレアが抱える課題に対してどんな提案ができるか見つけていった。「この過程での学びは、座学をはるかに超えるものです」と庫元教授は振り返る。

学びを深め感性を磨き精神面でも大きく成長

中谷佳純さん/国際情報学部国際情報学科メディアスタディーズコース4年

リーダーとして全体をまとめたゼミ長の中谷佳純さんは、庫元ゼミが毎年企業とコラボしていることを知り金城学院大学を志望した。その夢が、セントレアとの産学連携という形で実現したのである。

中谷さんたちは、商品開発やイベント企画、WEBやSNSといったICTを駆使した情報発信などを企画書にまとめ上げセントレアに提案。その中から厳選された案がブラッシュアップされていった。その一つ、商品化された「招き猫金平糖」は、学生が金平糖の形のイアリングを見て感じた「かわいさ」が発想の原点だ。

 

産学連携プロジェクトから生まれた「招き猫金平糖」(前列)と、ドロップ菓子「セントレアのほし」(後列)は、空港4階のショップ「そらみせ」で販売され好評を得ている

学生調査によっても、若い世代の注目を集めるためにもカワイイという方向性は分析されていたが、さらに購買意欲を高めるものをセントレア、メーカーと議論していく中で、地元常滑市の招き猫が浮上。「こうした対応ができるのも、日ごろのブレストの成果です」(庫元教授)

PR動画の制作を依頼されたときのエピソードも秀逸だ。セントレアに足を運ぶたび撮影ポイントやグルメスポットをチェックしていた中谷さんたちは、紹介する店の一つに「さつまいもすうぃーつ」を売りとするお店を選定。セントレアの担当者は予想外の提案に驚いたが、「このお店は若者から大きな支持を得ていて、迷わず選びました」(中谷さん)。まさに学生に依頼した成果である。

自分たちで課題を見つけ、それに対しチームで協力しながら企画提案したところに学生の成長を実感すると話す庫元教授。中谷さんは、「企画力だけでなく、粘り強く考えるなど気持ちの面でも学んだことを、今後の自分たちに活かしたい」と表情を輝かす。

学生とカンボジア女性がアクセサリーを協働製作

佐藤奈穂 講師/国際情報学部 国際情報学科

同じ国際情報学部の佐藤奈穂ゼミでは、学生とカンボジアの女性が協働で製作するアクセサリーブランド「DIAGIRL(ディアガール)」の活動を2015年から継続している。

「“カワイイ”で私がかわる、世界をかえる」をコンセプトに、学生がデザインしてカンボジアの女性が製作を担当。収益は現地の女性たちに還元される。佐藤講師は、「裕福ではないが、人と人とのつながりが深く、夢を持つカンボジアの女性と、お金や物はあっても人とのつながりが希薄で、夢ややりがいに乏しい日本の学生が、互いに足りない部分を補って、今よりも『少し幸せになる』活動です」と紹介する。

アクセサリー製作を担うカンボジアの女性たち。DIAGIRLは、彼女たちと日本の女子学生が手を取り合い、少しずつ前に進む活動だ

学生には「創造力」と「想像力」を身に付けてほしいと話す佐藤講師。「将来どんな仕事に就いても、新しいものを創り出していく創造力は必要です。そして、仕事でも日常生活でもすべての基本となるのが相手に対する想像力です。それが考え方も文化も異なる海外に行くことでより明確に認識できるのです」と話す。

佐藤ゼミを選んだ学生からも、「先生のアジア経済論を受講して東南アジアの女性の生き方に興味を持ち、カンボジアでの活動を通してさらに理解を深めたいと思いました」(野村さん・3年)。「国際協力に対する考え方を変えたいという先生の理念と、アクセサリーがデザインできることに惹かれました」(坂本さん・3年)などの声が聞かれる。

共に成長を目指しながら社会に影響を与える活動

佐藤講師は、DIAGIRLの活動を通し学生は見違えるほど成長すると話す。ゼミ生も、「学生が主体なので、チームの中で自分が何をすべきかなど学ぶことが多く、考えもきちんと主張できるようになりました」(石原さん・4年)。「貧困や母子家庭をネガティブに考えていたのが、カンボジアの人たちが生き生きと暮らしているのを見て価値観が変わりました」(新田さん・4年)。「チーム全体の成長を考えて行動し大きな学びを得ました。将来はソーシャルビジネスに取り組みたいです」(佐藤さん・4年)など自らの成長を実感しているようだ。

自分たちが主体となってDIAGIRLの活動に取り組んでいる、佐藤ゼミの3年生たち

DIAGIRLは国際貢献だから買ってもらうのでなく、気に入って手に取ったら国際貢献だったというのが理想だという佐藤講師。ゼミ生も、「国際貢献というより、カンボジアと日本の女性が一緒にキラキラと輝いて頑張っているのを伝えたい」(藤田さん・3年)。「今しかできないことに全力で挑戦し、社会を変えていく一つのきっかけにしたい」(杉浦さん・3年)と意欲的だ。

金城学院大学が実践する産学連携や新たな形の地域貢献、国際貢献。その質の高さや独創性は、明らかに他とは一線を画す存在感を示している。