ICTで医療現場はもっと効率化・快適化できる 医療業界に欠かせない「紙」の必要性とは

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そして今、ユニークという点で医療現場から注目を集めているのが、ブラザーの感熱モバイルプリンターだ。

「国は2025年をめどに地域包括ケアシステムの構築を進めています。そのため、今後は在宅医療も重要になるでしょう。そこでも紙の診療情報提供書、処方箋などを患者様に渡す必要がありますので、在宅診療ではモバイルプリンターが必須アイテムとなるのです」

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「感熱ラベルプリンター/TD-4100N」コンパクトな製品サイズで、薬局等でお薬手帳ラベルに活用されている(写真左上)「モノクロレーザー複合機/MFC-L6900DW」装置寿命約60万枚の高耐久モデル(写真右上)「感熱モバイルプリンター/PJ-763MFi」コンパクトな製品サイズで、患者様宅での医療書類発行で在宅医療に欠かせないツール(写真下)

感熱モバイルプリンターでもブラザーの強みは生かされており、カバンにすっきり納まるコンパクトなサイズに加え重さはたったの約610g。製品サイズと並んで印刷速度も魅力となっている。これらを可能にしたのが、感熱紙の採用だ。これなら外出先でインク切れし交換する必要もない。

「診療情報提供書や処方箋などに感熱紙を利用してはいけない法律はありませんし、ブラザーの純正感熱紙を使用し、正しく保管すれば感熱紙でも「10年間」保管することが可能なのです」

医療関係書類の印刷はインクジェットでなければ、という固定観念を打ち破ることができたのも、柔軟な発想を持つブラザーの強みだと言えるだろう。

「必要なのはIT化ではなくICT化です。両者の違いは、InformationとTechnologyの間にCommunicationがあるかどうか。超高齢社会において重要なコミュニケーションへの対応です。今後さらに中小規模の医療機関においては特に、プリンターを中心に据えたICT化が急務となることでしょう」。