仕事のパフォーマンスを底上げする
デキる男の「フィジカルケア」のススメ
――何よりも自分がベストな状態であることが大事なのですね。
佐々木 広告の仕事をしていると、ときには徹夜も厭わずひたすら仕事をしていると思われがちですが、クオリティの高い仕事をするには、自分の体調を100%に近い状態に保たなければなりません。そのためには、睡眠も仕事のうち。私の場合は必ず7時間の睡眠をとるよう心掛けています。実際、会社員のころは、年2回は大きな風邪をひいて、会社を2~3日休むことを繰り返していましたが、今は本当に風邪もひきませんし、病気をしにくい体になったと思います。
――他方、アイデアのパフォーマンスを上げるためにされていることありますか。
佐々木 広告は、アウトプットしつつ同時にインプットもできる仕事。その業界のことを徹底的に調べますし、ターゲットの調査もします。しかも一つの仕事だけでなく、同時にいろんな仕事を並行して進めるので、まったく関連のない業界の情報が別の業界の仕事に役立つときがあるんです。こうした仕事に必要なアイデアはひらめきではなく、気づきから生まれます。それには膨大な情報を読み込み必死に考えなければなりません。私は考えるとき、水分をすごく求めてしまうクセがあり、1日2リットルは飲み物を飲みます。口の中が乾いていると、パフォーマンスが上がらない気がするんです。仕事中などは、手元に必ず2つ以上の飲み物がありますね。
同じ意味の発言でも清潔な口元だと説得力が増します
――ご自身の口内ケアについても、かなり気を遣っていらっしゃると伺いました。
佐々木 独立してからテレビ出演や写真撮影、講演など人の前に立つ機会もぐっと増えました。そういった場でのプレゼンテーションは、ある意味ではサービス業のようなもの。まったく同じ発言でも、どういう風に言うか、どんな人が言うかで受け取られ方が全然違ってきてしまいます。その場その場で求められている伝わりやすい話し方を心がけると同時に、とくに印象に残る口元はなるべく清潔感を保てるように気を遣うようになりましたね。月1回程度、定期的に歯科医院に行って、歯のクリーニングをするときにホワイトニングもしてもらっています。いろいろなクリニックに通って、より良い歯科をずっと探しています。また、習慣的なケアとして、歯磨きに加えてマウスウォッシュを1日5回。風邪予防のうがいと同じ感覚でやっているのですが、そうすることで口内全体の殺菌ができ、きちんとプロテクションできているという感覚を得られるんです。基本的に仕事でプレゼンなどに行く際は常に身だしなみ全般に気をつけていますが、人前で話すときには、とくに健康で清潔感のある口元でなければならないと思っています。
――健康な口元ケアは仕事をするうえでも重要だということですね。
佐々木 例えば、部下に自主的に仕事をしてほしいとき、そのまま言ってもなかなか通じないことが多いと思います。そんなとき「君には期待している。自分の思った通り動いてみて」と言ってみるといいでしょう。その際、上司の口元が汚かったり、口臭がひどかったりすると、どんなに中身がいいことを言っても説得力に欠けます。同じ意味の言葉を言っていてもさわやかで健康的であれば、より部下に伝わりやすくなります。きちんと自分の意思を相手に伝えるには、口内ケアも大きな要素となってくるんです。
マウスウォッシュ使用者は高年収の傾向!?
「リステリン(R)」が2017年に実施した、身だしなみや生活習慣への意識についての調査によると、マウスウォッシュ使用者は非使用者と比べて、より高年収ビジネスマンに近い傾向を持っていることが明らかになった。
調査方法:インターネット調査
調査対象:30代・40代のビジネスマン男性540人(年収1,500万円以上147人、年収1,500万円未満393人)