トランプ米大統領「ロシア癒着疑惑」で窮地に

共和党内でも独立調査の要求強まる

アマシュ議員は保守強硬派の下院議員で構成する「フリーダム・コーカス」のメンバーで、すでに独立委員会による捜査を求めている。コミー氏、またはトランプ氏を信頼するかとの質問に対しては、「私がコミー氏を信頼しているのは極めて明らかだと思う」とした。

共和党は上下両院の過半数を握っており、仮に共和党内で弾劾に関する議論が広がれば、その意味は大きい。弾劾には下院の単純過半数が必要で、その後上院を経て、大統領の罷免につながる可能性がある。

独立調査を求める共和党議員としては、リーサ・マーカウスキー上院議員が「米国民は真実を知る権利がある」として、独立委員会を設置、または特別検察官を任命する時期に来ていると主張。下院外交委員会のメンバーを務めるアダム・キンジンガー議員やスティーブ・ナイト下院議員らも同様の見解を示す。

一方、トランプ大統領は17日、コネチカット州で米国沿岸警備隊士官学校の卒業生向けに演説し、米国史上、自身ほど「不公平な扱いを受けた」政治家はいないなどとして、メディアを批判した。

その上で「逆境は人間を強くする」とし、「決してあきらめず、戦い続ければ状況は好転する」と訴えた。

ライアン下院議長はトランプ大統領を信頼

ただ、共和党メンバーの多くはこれまで、ロシアの干渉疑惑に関して、FBIと議会による双方の調査で十分だとしている。ライアン下院議長はこうした立場を堅持、トランプ大統領を引き続き信頼していると記者団に語った。

「われわれは事実が必要」とし、「大統領に打撃を与えたい人間がいることは明白だが、どちらの党が政権を握っているかに関係なく、監視を実行する義務がある」と指摘した。

コミー氏のメモを巡っては、「コミー氏から一段の説明を聞くことになると思う。仮に伝えられている内容が事実なら、その時になぜ彼が行動を取らなかったのか、答えられていない疑問が多くある」とした。

コミー氏はフリン氏が解任された翌日にトランプ大統領とホワイトハウスで会談し、問題のメモを書いたとされる。

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