BOSS新CMが描いた「企業戦士」時代の終わり コーヒーCMは「働く男」をどう描いてきたか?

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戦うサラリーマンの姿を描いてきたコーヒーブランド・ボスだが、2017年4月からスタートしたCMでは、そこに”新しい風”が吹きつつあることを描いている(動画:サントリー食品インターナショナル提供)

とあるアプリ制作会社のオフィス。上司役の堺雅人が出社すると、オフィスは人が少なく閑散としている。不思議に思って若手社員役の杉咲花に理由を聞くと「社長とマネジャーはコワーキングスペース、ムラヤマさんとクミちゃんは有給消化中、タナカさんはリモートでミーティングってことでみんな来てません」と淡々と答える。

"働き方改革”でコーヒーCMにも新しい風

もう1人の若手社員役、成田凌は公園で育児をしながら作業中。堺が「なんで会社に来ないんだ?」とスカイプ画面から問うと、「なんで行かなきゃいけないんですか? もちろん作業はちゃんとやりますよ」と切り返す。こうしたやり取りの後、困惑する堺にはどこからともなく、“新しい風”が吹き付ける。

4月4日から始まったサントリー食品インターナショナルのコーヒー「クラフトボス」のCMのテーマは、働き方だ。

冒頭で紹介した「新しい風・誰もいない」篇の別バージョン、「新しい風・いいコンビ篇」では、堺が「今度のアプリのデザイン、2人で競い合ってみるか?」と杉咲と成田に提案すると、「競い合うのとか、好きじゃないんで」と受け流されて、堺はここでも"新しい風”に翻弄される。今作で、ビルの窓ガラス清掃員となった宇宙人ジョーンズ役のトミー・リー・ジョーンズは、窓の外からオフィスの様子を見ていて「この惑星の職場では何かが変わりはじめている」と心の中でつぶやく。

CM総合研究所が行う「CM好感度調査」の感想をみると、特に肯定的な意見が多いのは20代のOL層。「自分自身も上司に風が吹くようなことをいっているかもしれない」などと振り返っている。一方、上司役の堺と同じ世代の40~50代のビジネスマン層は、若い世代とのジェネレーションギャップに共感する意見があり、興味深い。

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