ロンドン襲撃事件、犯人の男は英国生まれ 数年前にMI5の調査を一度受けていた

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 3月23日、ロンドンの国会議事堂付近で発生した襲撃事件で射殺された男について、警察は23日、イングランド南東部生まれのハリド・マスード容疑者(52)と特定した。現場付近で撮影(2017年 ロイター/Stefan Wermuth)

[ロンドン 23日 ロイター] - 英国・ロンドンの国会議事堂付近で発生した襲撃事件で射殺された男について、警察は23日、イングランド南東部生まれのハリド・マスード容疑者(52)と特定した。

過激派組織「イスラム国」(IS)が、系列メディアのアマク通信を通じて犯行声明を出した。ただ、同容疑者の名前は記さず、詳細も示さなかった。容疑者がISと直接の関係があったのかは分かっていない。

警察はロンドンとバーミンガムの6カ所で家宅捜索を行い、テロ行為準備容疑で8人を拘束した。

マスード容疑者についてメイ首相は議会で、暴力的な過激主義を巡る懸念で、情報局保安部(MI5)の調べを一度受けたと説明した。

警察は、同容疑者に犯罪歴があるものの、最近捜査対象となっておらず、動機に関する事前情報も無かったと明かした。

レンタカー会社は、犯行に使われた車両がバーミンガムで貸し出されたと説明した。

負傷者は約40人に達し、うち29人が23日夕方の時点で入院中、7人は重体となっているもようだ。

*写真を差し替えます。

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