トランプ大統領の暴走を止める「日本の秘策」 「日米新経済協議」の肝は「ババ抜き」にある?

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最後はお馴染みの競馬コーナーだ。

ダービー馬マカヒキを見ずして買わずして、何の競馬ぞ

今週末は京都記念(GⅡ、芝2200m)が行われる。今年から4月の大阪杯がGⅠに格上げされることもあり、中長距離戦線は注目度大である。

しかも昨年秋、凱旋門賞以来というマカヒキが登場する。これはもう「来たり、見たり、勝てり」の鎧袖一触レースという予感がする。

ところがここへ、昨年末に香港ヴァーズで待望のGⅠをゲットしたサトノクラウンが参戦する。さらに1月の日経新春杯(GⅡ)を勝ったミッキーロケットも侮れない。頭数は少ないけれども、なかなか楽しめそうなレースなのである。

それで取捨選択は、と言えばやはりマカヒキだ。休養明けを気にしないタイプで、京都芝コースは2戦2勝。ここはまだ「お試し」モードかもしれないし、週末の天候を気にする向きもあろう。が、そもそも凱旋門賞で負けた以外は、勝つのが当たり前の馬なのだ。

京都記念は単なる通過点。ダービーではマカヒキにハナ差で後れを取ったが、菊花賞と有馬記念を制したサトノダイヤモンドが、現役最強馬の座を賭けて待ち構えている。配当は安くともここは単勝で良い。今週末はマカヒキを見ずして買わずして、何の競馬ぞ。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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