企業にも広がる「ランサムウェアの脅威」 感染に備える「賢い対策」とは?
拡大を続けるランサムウェアの被害
メールの添付ファイルを開いた途端に、マルウェアがダウンロード・実行され、重要なデータが次々と勝手に暗号化されていく。そして「元に戻したければ、身代金を支払え」というのが、ランサムウェアの手口である。最近は標的型攻撃と組み合わせ、企業・組織のシステムをターゲットにするケースも増えている。
流暢な日本語の文章で言葉巧みに感染を誘い、ついうっかり開いて見てしまいそうな内容のランサムウェアも登場するなど、その巧妙さは増すばかりである。「心当たりのないメールの添付ファイルを開いてはいけない」という従業員教育にも限界がある。
そこで重要なのが、ランサムウェアに感染してしまったとしても「復旧できる」という対策である。なかでもデータとシステムを常日頃からバックアップしておくことは非常に大切だ。
最近では潜伏型のランサムウェアなども登場しているため、ランサムウェア対策を考えた場合、毎日のバックアップを数カ月にわたって世代で管理しながら、感染する前の状態に確実に戻せる必要がある。とはいえ、数カ月にわたるバックアップを保持しておくには、膨大なディスク容量を用意しなければならないという課題もある。
こうした課題に対処しつつ、ランサムウェア対策を行うにはどのような方法があるのだろうか。下のバナーから無料でダウンロードできるPDF『間違ったバックアップ方法ではランサムウェアからデータを安全に守れない』では、急速に増加する企業をターゲットにするランサムウェアへの対策として、それに適したバックアップ方法などについて解説している。ランサムウェア対策に有効なツールの選定ポイントなども紹介されているので、関心のある方は参考にされてはいかがだろうか。