日本橋も散策エリアという暮らしの魅力 〜プラウド清澄白河リバーサイド〜

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マンションを購入するなら、さまざまな価値基準で自分なりに判断することが重要だ。近年、住宅ローン金利は低水準で推移しているもののリーマンショック(平成20年)以降、上昇を続けていた物件価格は高止まり感があり、税制や急激な都市部の開発など、このような条件下では購入を決断しにくい状況にある。一方で、即完売、高い競争率といった物件もあり、明確な需要の差があるのは事実だ。理由は「その地に生きる」という生活第一の発想なのではないか。野村不動産は、清澄白河という場所で新しいライフスタイルを提案する。その利便性、土地柄には、住みたいと思わせる何かがある場所だ。
マンションの敷地からは隅田川と対岸の夜景が広がり、一日の疲れを癒してくれる。

注目されるべき都心のオアシス

プラウド清澄白河リバーサイドは、眼下に隅田川を望む。

都心を仮に東京駅とするならば、隅田川をまたぎ直線距離にして約2.5kmという好立地は、散策気分で日本橋にも行ける。江東区、その清澄白河という場所は、江戸時代、増える人口に対して土地を拡大し作られたエリア。大名の下屋敷や神社仏閣が数多く建てられた場所でもある。そのため区画が整えられ、その名残は永代通り、清洲橋通り、三つ目通りなど主要な幹線道路として残る。また、都心で重要な地下鉄網も、2003年に営団半蔵門線が押上まで開通し一気に利便性は高まった。

清澄白河の名称で最初に思い浮かぶのは〈名勝清澄庭園〉だ。江戸初期には久世大和守の下屋敷がこのあたりの場所にあり、ある程度、庭園の基礎が作られたとされる(*)。1878(明治11)年に岩崎弥太郎が買い取り、整備。現在の庭園の礎となる。江東区には、このほか、古くからの木材の供給地であった名残から、木場公園、猿江恩賜公園などがあり、緑豊かな環境に恵まれているのが特徴だ。

そしてこの地で触れなければならない魅力は、カルチャーだろう。木場公園敷地内には〈東京都現代美術館〉がある。その影響からか、ギャラリーが数多く点在することでも知られるアートな街だ。

同館に近接した場所で長らくギャラリーを運営している〈アンドーギャラリー〉は同地をこのように見ている。

「20年前に東京都現代美術館ができて以来、多くのギャラリーが生まれました。ここはもうすっかり日本有数のアートの街になっていますね。当ギャラリーは2008年にオープンしましたが、広くて高さのある空間を探していた時に、今の理想的な場所が見つかったのです。ここは昔、倉庫の多いエリアだったので、ギャラリーに適した物件に恵まれていたんです。今でも若いギャラリストが運営する新しいギャラリーが増えていますよ。」

そして、緑とアートの街を選んで移転してきたアパレルメーカーもある。天然素材と手仕事にこだわるヨーガンレールの〈ババグーリ〉だ。プレスの武氏は清澄白河についてこう語る。

「会社の移転先を探していた時、当時、代表の故ヨーガン レールはここの環境を気に入って越してきました。水と緑があるからなんです。自然を愛する人でしたので心から気に入っていましたね。今は、公園やアート、コーヒー店なども増えNYのイーストタウンのような場所。来店されるいろんなお客様もそうですが、緩やかな時間を楽しんでいるようなスローなエリアです。」

街の落ち着きはその歴史から

清澄白河は江戸時代にその発展の起点を置く。

川にかかる永代橋と現在の清澄白河周辺。地図右のマンションに位置する近隣には松平陸奥守つまり伊達家の蔵屋敷も見える。(出典:国立国会図書館デジタルライブラリー)

明暦の大火後、江戸は防災都市へ様変わりしたのはよく知られる話だが、現在の清澄白河を含む深川近隣は拡大・整備され、大名屋敷や神社仏閣が移転して来る。ここから大きく発展したのだ。

発展した同地は、いわば、江戸のベッドタウンのような場所。屋敷の並びに加え、深川の八幡様として有名な富岡八幡宮や移転してきた関東十八檀林の一つ霊巌寺など、お参りの人が行き交い、今も残る「小名木川」など水路も発達した現代人がイメージする閑静な江戸の街並みだ。その風景を葛飾北斎、歌川広重も描いており、萬年橋を描いた浮世絵「冨嶽三十六景の深川萬年橋下」は当時の様子を物語る一枚だろう。

その萬年橋は、当企画の物件が眼前に臨む清洲橋に近い。ここも近代の歴史を表すランドマークとして重要だ。1923(大正12)年の関東大震災後、その復興のシンボルとして架けられた清洲橋。ドイツはケルン市のヒンデンブルグ橋をモデルにし、萬年橋から臨む川と橋の景観は「ケルンの眺め」として地元の人に知られている。下流の永代橋と勝鬨(かちどき)橋と合わせた3本の橋は、国の重要文化財だ。

都心であり価格優位性がある清澄

昨今のマンション情勢だが、特に都心では選択の決め手に迷う状況がある。例えば価格。東京都区部の新築マンション平均価格は6,000万円台で高止まり(**)となってこの先の動きは見えにくい。しかし、エリアによって大きな差があるのは事実。例えば住宅地の公示土地価格だけ見ても、都区部平均は524,100円/m2(***)なのに対して、江東区は約40万、中央区は110万を超え、その差は顕著に現れる。もちろん、土地価格だけでは比較できないが、この大きな開きはマンション価格に影響する。

清澄白河は、隅田川を挟んで中央区と隣接する。当該物件は冒頭で示した通り東京駅から直線距離にして約2.5kmしかない。清洲橋、また有名な永代橋を渡って徒歩でも中央区に入れる距離にあるこの地は、立地の面から明らかな価格優位性が感じられるだろう。

また、住宅金利は低水準で推移しており、これは購入の面で追い風になる。しかも、住宅ローンと関係の深い長期金利も、現時点では低位安定で推移しており、急激な変化は見えづらい。

消費税アップは少し先延ばしになったが、いずれ駆け込み需要で動くなら、安定している今の時期に多くの物件を検討するのも良いだろう。

発展を生活者として感じられる

江東区は発展の過程にあるようだ。日本が湧くであろう2020年の大きな節目では、江東区はその施設や交通の要所として大きく関係するエリアであり、また、発展著しい豊洲・有明など区の南と、今回紹介した歴史ある清澄白河エリアとのより密接な連携として、構想段階ではあるが地下鉄8号線(有楽町線)延伸という大きなプロジェクトも持ち上がっている。

そして同区は進行中の「江東区長期計画(****)」の中で、その方針に基づいた地方版総合戦略として「子育て支援」を強化している。例えば、平成31年度までに保育所の待機児童をゼロに、延長保育を実施する保育園を122園にまで増やす。児童家庭支援士など地域ぐるみの子育て支援や、在宅医療、母子保健に関する事業など、そのバリエーションは幅広く、大きく予算を割いている。
家族のある者にとって、子どもを大事にしてくれる街であることは、何にも代えがたいメリットである。ゆくゆくは区の発展の礎となっていく。

清澄白河は、その歴史に思いを馳せられる街だ。環境に加え、大きな発展を期待させる未来がある街だ。多くを紹介したが、まずはその足で、この土地を散策されてみてはいかがだろうか。 

*公益財団法人東京都公園協会HP掲載参照
**不動産経済研究所調査2016年1月から6月の価格
***国土交通省土地総合情報ライブラリー平成26年1月1日調査
****江東区長期計画後期概要より参照