地域との交流を大切にし、
グローバルな人材育成を目指す総合大学
学校法人城西大学

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活発な海外交流も魅力

紀尾井町キャンパスで開かれた「日韓シンポジウム」

学校法人城西大学は、多くの学生に3カ国語をマスターしてもらうことを一つの目標としている。語学は国際的な壁、異文化とのギャップを克服するための手段であり、互いをよく知るうえでも有用だ。学生は世界に向けて羽ばたき、日常の中で、国際社会やその仕組みを学ぶ必要がある。このため活発な海外交流を行っているのである。

たとえば、今春、城西大学・城西国際大学の学生30名が、ハンガリー・ブダペスト商科大学での研修に参加した。世界という外部から日本文化を俯瞰的にとらえる知識を学生に修得させることに重きを置いている。今年度より始まった講義「世界の中の日本」と、それに連動する海外インターンシップ「国際グローバル研修」のプログラムとして実施された。現地滞在中、ブダペスト商科大学での講義を聴講、ハンガリーの名所旧跡を巡る市内フィールドワーク、ハンガリーにおける日本文化の受容について理解するための美術館見学を行った。ハンガリーに在住する日本人、日本文化に造詣が深いハンガリー人に対して、学生たちはインタビューを行い、「他者」の語りを通して日本文化のあり方を見つめ直す経験をした。

2月には、東京紀尾井町キャンパスにおいて「V4(ヴィシェグラード4)+日本 東方パートナーシップ・セミナー」が、外務省、V4諸国との共催により開催された。中欧のチェコ、ハンガリー、ポーランド、スロバキアの4カ国は、協力の枠組みを形成し、そのグループの総称として「ヴィシェグラード4カ国(V4)」とも呼ばれている。本学は、積極的に国際交流を深める中、特に中欧地域との教育交流を強化している。2008年以降、城西大学・城西国際大学両学で延べ2000人の学生がハンガリー語を学んでいる。ほかの大学にはない大きな特色と言えるだろう。
 また、そのほか大連理工大学など中国の大学、韓国の東西大学のほかタイのバンコク大学などアジアの多くの大学と提携関係を結ぶなど幅広い海外友好大学のネットワークを広げている。

水田宗子理事長インタビュー
学校法人城西大学
理事長
水田 宗子
21世紀の初めは大学にとって最も重要な時期です。それぞれの国々が、国際的な協調・共存をはからねばならないからです。世界に向けて若い学生を送り、学ばせることは国際社会にとって大切なことであり、大学にはそれができます。日本社会に目を向ければ、少子高齢化により、その社会を支える質の高い教育を受けた人材の必要性は増しています。城西大学は、間もなく創立50年を迎え、城西国際大学は、20年の歴史を刻みました。今後も未来に向けて、成長していく若い学生を後押ししていきたいと思っております。