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ブランド力の強化で最初に相談される存在へ 大和ハウス工業

  • 制作:東洋経済企画広告制作チーム
海外でも、どうすれば社会の役に立つことができるのか、との姿勢がぶれることはない。住宅事業で培った長期にわたってコミュニケーションを継続し続ける流儀も価値を生んでいるようだ。「点から面へ」。アセアンや北米を舞台に、大和ハウス工業の海外事業が加速している。

加速する海外事業を象徴するシカゴのランドマーク

画像を拡大 ボストン近郊の「クーパーストリート・プロジェクト」金融・企業・大学が集積しオフィス需要も高いエリア

2017年7月、米国イリノイ州シカゴでの高層賃貸住宅事業「シカゴ・ノースクラーク・プロジェクト」が竣工する。同社海外初の高層賃貸住宅事業のほか、テキサス州フォートワースやダラスでも大規模な賃貸住宅プロジェクトが進行中。16年3月にも、マサチューセッツ州ボストン近郊での賃貸住宅プロジェクトを発表している。矢継ぎ早に繰り出されるプロジェクトによって「まずは管理戸数5000戸を超えなくてはなりません」と語るのは、芳井敬一取締役専務執行役員。

「特定の領域でナンバーワンに
なることが欠かせません」

取締役専務執行役員
芳井 敬一

「日本と比較すると海外での知名度はまだまだです。『DaiwaHouse』と聞いてすぐにイメージできるような存在となるためにはボリュームやシンボルが必要です。そのため、シカゴのビジネス街とショッピング街に近接するロケーションに立地できた意義は大きいです」と続ける。

15年9月にはベトナムのホーチミン市内にある高級住宅街「フーミーフン」エリアで分譲マンションを共同開発する「ミッドタウンプロジェクト(仮)」を開始。

「フーミーフン」エリアでは日系企業初の不動産開発プロジェクトとなる。多くの人々に訴えかけるランドマークや先進的なプロジェクトを手掛けることで、海外におけるブランド力が高まっていくのではないだろうか。

一方、ブランド力を向上させるもう一つの推進力が、これまで培ってきた大和ハウス工業ならではの企業文化だ。「海外のお客様からは、『ハウス』という社名と大型のプロジェクトや工業団地などを展開するビジネス領域との間にギャップがあると、よく言われます。しかし、お客様と長期にわたる関係を構築するという住宅メーカーならではの対応力が海外でも大きな価値を生むと確信しています」と芳井氏。

画像を拡大 地上31階建て、高さ約100m、総戸数373戸の高層賃貸住宅を開発する「シカゴ・ノースクラーク・プロジェクト」

事実、中国の蘇州で手掛けた分譲マンションは、現在、分譲時よりも高額な価格で取引されているという。

「日本で積み重ねた管理や修繕のノウハウを活かし、しっかりとしたメンテナンスをすれば資産価値を高められることを証明していると言えます。一度、住んでいただければ、当社の品質がきっと伝わるはずだと信じていますから」

サービスやソフト領域での価値も浸透していけば、「DaiwaHouse」は違う、というイメージが醸成されるはずだ。

点から面への展開でブランドの浸透を

画像を拡大 「フーミーフン」エリアで2期に分けて分譲マンションを販売する計画。総戸数約2100戸となる予定(画像左)インドネシア・ジャカルタ郊外の「ダイワ・マヌンガル工業団地」のレンタル工場。1000㎡から賃貸可能(画像右)

「工業団地も例外ではありません」と芳井氏は続ける。ベトナムやインドネシアの工業団地では、事業主体が大和ハウス工業だからという理由で相談されるケースがあるという。長期にわたるきめ細かいフォロー、そして、「どうすれば儲かるかという発想よりもどうすれば社会の役に立てるのか」という姿勢を優先する大和ハウス工業の企業文化が海外でもファンを増やしているのだと理解できる。

良質な住宅を求めるニーズに対して管理や修繕計画を含めた安心して暮らせる環境を提供する、あるいはアセアンを舞台とした成長戦略を描く企業にはものづくりやロジスティクスの拠点を提案する。こうした海外事業は現在、「点から面へ」拡大しようとしている。

「短期的にトップを目指すだけならば、点で攻める方が効率的かもしれません。しかし、『DaiwaHouse』というブランドを広く海外のお客様や業界に浸透させるためにも、早期に特定の領域でナンバーワンの座に上り詰めることが欠かせません。認知度の向上は喫緊の課題です。日本一高い山は富士山。しかし、二番目、三番目はと聞かれると、なかなか名前が浮かばないでしょう。

つまり、すぐに思いつくブランドになることで賃貸住宅に適した土地開発の情報も最初に声をかけてもらえるようになるでしょう。国内同様、現地のパートナーからもまずは『DaiwaHouse』に相談だ、というポジションに少しでも近づくことが、将来にわたって海外事業が成長していくためには重要なのです」

実際、アセアンではベトナムやタイ、インドネシアを中心に事業を加速させていくという。「第5次中期経営計画」において、海外事業における売上高を2000億円以上に拡大すると掲げているが、芳井氏の視線は、すでにその一歩先を見据えているようにも感じられた。

将来の成長に向けた布石として海外展開を加速させる大和ハウス工業。北米やアセアンにおいて、「DaiwaHouse」のロゴが浸透していく日もそう遠い未来の話ではないだろう。