トランプ氏、富裕層への増税発言を修正 

「減税幅が縮小する可能性」

 5月9日、米大統領選挙で共和党の候補指名獲得を確実にした実業家のドナルド・トランプ氏(写真)は、富裕層に対する増税を主張した前日の発言を修正した。ワシントン州スポーケンで7日撮影(2016年 ロイター/Jake Parrish)

[ワシントン 9日 ロイター] - 米大統領選挙で共和党の候補指名獲得を確実にした実業家のドナルド・トランプ氏は9日、富裕層に対する増税を主張した前日の発言を修正した。同氏は、発言の真意について、富裕層の減税が自身の当初提案よりも小幅なものにとどまる可能性があるということだと説明した。

トランプ氏は前日、大統領に当選した場合には、議会との交渉の過程で富裕層の税率が引き上げられるだろうと述べた。すべての所得層の減税を主張する共和党の基本路線に反する発言として注目されていた。

ところがトランプ氏は9日になると、富裕層の税率を現行水準から引き上げるという話ではなく、自身の税制改革案を調整する可能性があるという意味だと釈明。同氏はCNNで「私が言っているのは、富裕層の税率が私の(従来の)税制改正案よりも高くなるかもしれないということ。それでも、富裕層が払う税金は今より少なくなる」と述べた。

昨年9月に公表した税制改正案には、法人や個人の幅広い減税が盛り込まれ、最高税率を39.6%から25%に引き下げる内容だった。

トランプ氏はフォックス・ビジネス・ネットワークの番組でも「増税を主張してはいない。私が話しているのは減税だ」と強調。提案は議会との交渉で常に変化するものだが、減税にコミットすると述べた。

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