「業界に逆張り、顧客に順張り」を貫く
学びのあるライフスタイルを提案する英会話スクールとは
ワンナップ英会話
驚異の顧客満足度98%
リピーターと口コミで急成長
マンツーマンの英会話スクール「ワンナップ英会話」が急成長している。現在、東京と横浜に計6校を有しているが、いずれも生徒数が伸びているという。
同スクールを運営するジェイ・マックスの海渡寛記社長は、「やみくもにスクールの数を増やすことは考えていません。講師の質が担保できなくなるからです」と話す。
同スクールでは、質の高いレッスンを提供する為に講師の採用基準も厳しく設定されている。その結果採用率は2%。優れた講師のレッスンが受けられることが顧客満足度に直接つながっている。また殆どのマンツーマンのスクールが40分の授業を行うのに対し、同社は50分と25%も長い。
「良い講師、マンツーマン、長めの時間設定。こうして理論的に競合他社よりも上達できる仕組みがあり、費用は他社よりも10万円程度安い。これが当社が選ばれる理由です。リピーターが多いのは上達を実感して頂いているからこそです。これからの時代、英会話スクールもホンモノしか生き残れません」(海渡氏)
6年連続で顧客満足度を98%(ワンナップ英会話調べ)で維持しているのも納得だ。
カリキュラムはオーダーメイド
サポートはTOEIC900越えのアドバイザー
ワンナップ英会話が顧客から高く支持されている理由はそれだけではない。同スクールでは、カリキュラムは一人ひとりに対してオーダーメイドしていく。教材はワークシート形式で細分化されているため、かなりのカスタマイズが可能。さらに12レッスンに一度という高い頻度でレベルチェックとカウンセリングが行われ、カリキュラムの見直しを繰り返し、つねに最適化をしていく。また、ワンナップのアドバイザーは、TOEIC900点の取得を義務付けられており、同社に入社すると必ずその勉強を始め、仕事と学習の両立を体感する。その結果、殆どのアドバイザーが900点以上を保持し、その経験をカウンセリングに活かしている。
ワンナップ英会話 主任兼アドバイザーの大畑祥恵氏は、2012年に同スクールに入社した。「英語が得意だったわけではありません。お客さま視点で新しいサービスを生み出そうとする姿勢に感銘を受けました」と振り返る。日々のカウンセリングでは自身の学習経験を踏まえてアドバイスをしつつ、新しいサービスの創出にも奮闘している。
大畑氏は「たとえばモチベーションを維持する為の工夫もワンナップならではだと自負しています。公開文法講座やスピーキングのワークショップなど英語の上達に直結するものから、季節ごとのイベントまで学習意欲を刺激する様々なキッカケを常にクリエイトしています」と話す。クリスマスやバーベキューバスツアーなど、季節ごとのイベントは毎回キャンセル待ちが出るほど盛況だという。その理由は「決して社交的ではないかもしれない方が安心して参加し、期待以上の体験をして頂けるよう創意工夫をしている」(大畑氏)からだ。ビジターも参加できる公開講座は「5文型」「前置詞」「時制」「助動詞」と、テーマも渋い。あるスクール評価サイトでは「見た目はお洒落なのに、中身はガッツリ寺子屋」と称されるほど、真面目なティーチングスタイルだそうだ。イベントも公開講座も「一度出席したら、多くの方が再び他のイベント・講座に参加してくれます」(大畑氏)との事で、そのクオリティの高さが伺える。
「業界で逆張り、顧客に順張り」で
英会話スクールビジネスを活性化
ちなみにこれだけのクオリティを保ちながら、マンツーマンレッスンの時間も他社より長く、受講料も抑えられている。これで利益を圧迫していることはないのだろうか。