成績が伸びない子に効く「直しノート」の威力 書き方ひとつで、こんなに変わる!

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3段階書きましたが、第1段階をやるだけでも十分に効果が上がります。

最後に、「直しノート」に関して改めてまとめてます。どんなノートが有効かなど詳細も記しますので、ぜひ参考にしてみてください。

文具にも気を配るといい

【直しノートのまとめ】
・間違い、失敗を記載し、改善策(学び)を書く → この数だけ成長がある
・「何点取れたかという点数」を評価とみるのではなく、「どれだけ学べたか」を評価とする
・A4ノートを使用(紙面は大きい方が心理的によい)
・蛍光ペンとボールペンで重要な部分を強調する(最低3色はあった方がよい。黒、青、赤など)
・図式化する(文字で書くより、図で示すクセをつける)
・付箋(ポストイット)で自分だけの強調点(マイ・フォーカス)を作る。またはわからない部分を付箋で貼って後で質問できるように強調しておく
・誰かに見せてコメントもらう→ 先生と生徒、親と子(ちなみに、社会人の場合でも上司と部下で活用できる)
・目標校、次回の目標点数、注意点などを、はじめのページに書いておくのもいい

 

私は日頃より「間違いを大切にしよう」と口癖のように言っています。しかしそれだけだと、単なる精神論で終わってしまいますので、効果を出すにはツールが必要です。それが、「直しノート」なのです。

お子さんの来年の入試、後悔のない入試となるよう祈っております。頑張ってくださいね。

石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育評論家

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いしだ かつのり / Katsunori Ishida

1968年横浜生まれ。20歳で起業し、学習塾を創業。4000人以上の生徒に直接指導。講演会やセミナーを含め、5万人以上を指導。現在は「日本から 勉強が嫌いな子を1人残らずなくしたい」と、Mama Cafe、執筆、講演を精力的に行う。国際経営学修士(MBA)、教育学修士。著書に『子ども手帳』『子どもを叱り続ける人が知らない「5つの原則」』、『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』ほか多数。

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