レアアースの第一人者、中村繁夫が語る未来

急変するレアアース市場 中国への依存度は激減へ

急変するレアアース市場中国への依存度は激減へ--レアアースの第一人者アドバンストマテリアルジャパン代表取締役社長中村繁夫

レアメタル、レアアースは、読んで字のごとく希少な金属・希土類資源とされている。特にレアアースに関しては、現在、中国が生産の97%を占めており、その偏在リスクが指摘されている。

電子部品などの材料に使われるレアアースは、日本が世界最大の使用国だ。だが、中国の禁輸政策によって2011年初からレアアース価格は暴騰が始まった。

たとえば、電子部品の研磨などに使われるセリウムは、2年ほど前までは1キログラム当たり20ドル程度だったものが、昨年の夏に同150ドル台に駆け上がった。しかし、以降は一転して暴落し、現在は同30ドル前後で推移している。

こうした激しい値動きに、日本の関連製造業は振り回された。市場では何が起きているのか。昨年の夏前に、レアアース価格の暴落を公言して見事言い当てた、第一人者の中村繁夫・アドバンスト マテリアル ジャパン代表取締役社長に聞いた。


--昨年の夏ごろは、どこまでレアアースの価格が上昇するのか、日本の関係者は戦々恐々としていた。その時点で価格の反落を予想したのはなぜか。

一般的に、資源価格は景気の影響を受け、景気がよいと上昇する傾向にある。しかし、レアアースは生産量が少なく、プレーヤーは中国(輸出)と、日本や一部の欧米諸国(輸入)にほぼ限られている。そのため景気よりも、各国の政策や企業レベルでの技術革新などの影響を受けやすかった。 

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