外資系コンサル直伝!「ググり方」の極意 少しの工夫で仕事の効率倍増!

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検索機能を上手に使って、欲しい情報を集めよう(写真 : maxximmm / PIXTA)
「○○事業の10年後の市場規模を予測する」
「○○社の競争力の源泉を突き止める」
こうしたリサーチを日常的に行う外資系コンサル。統計データを分析したりインタビュー調査を行ったり、その手法は数々あるが、最初の一手は、実は「ググる」ことだったりする。
世界最大級のコンサルティングファーム、アクセンチュアで新人にリサーチの教育もしており、新刊『外資系コンサルのリサーチ技法』の執筆にも携わった宮尾大志氏が、ビジネスパーソンが知っておいて損はない「検索」ノウハウを解説する。

 

世界最大級のコンサルティングファーム、アクセンチュアで蓄積されてきたリサーチのセオリーとテクニックを、豊富な事例とともに初公開!

「ググる」、つまり検索して得られる情報は、誰でも容易にアクセスできるものなので、差別性はありません。ですから私たちコンサルタントの仕事においても、「ググった」だけの情報で何かを理解した気になったり、ビジネスの意思決定を支援することはありません。

しかし、だからといって「ググる」ことが仕事の役に立たないかというと、そんなことはありません。職業柄、数多くのリサーチを手掛ける私たちにとっても、「ググる」ことは、つねに業務の起点となっています。

たとえば、「○○国での○○事業のマクロ環境をざっくり知りたい」「○○業界における新商品や技術のトレンドをざっくり知りたい」といった場合。本格的なリサーチは後でやるとしても、最初はやはり「ググり」ます。そうすることで、当然、知っておかなければいけない基本的な事実を確認したり、迅速に概況を把握するのです。また、その後の本格的なリサーチの手掛かりとなるキーワードを見つけたり「こういった事実があるのではないか」という、なんとなくのアタリ(コンサルティング業界では「初期仮説」と呼びます)をつかむことができるからです。

すでに読者の皆さんも日常的に「ググって」いるとは思いますが、ちょっとしたコツでより効率的に、うまく使えるようになりますので、その技をいくつかご紹介しましょう。

意外と使われていないGoogle検索の機能

まずはGoogle検索の基本的な技から。知っている方も多いと思いますが、意外と使われていないものもあるので、比較的使用頻度の高いものをピックアップしました。

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