猛威を振るうサムスン

日本の牙城・電子部品業界もついに陥落

 

 

デジタル家電や携帯電話などの主要部品である積層セラミックコンデンサー(セラコン)市場に嵐が吹き荒れている。コンデンサーが売上高の3割超を占め、その中核をなすセラコンでは世界首位の村田製作所。2011年4~12月期の最終損益は前年同期比約28%の減益となった。3位の太陽誘電や4位のTDKは赤字だ。

TDKは昨年11月、セラコン事業を軸に、2年間で全従業員の15%弱に当たる1万1000人の削減などリストラを発表したが、1月に秋田の3工場閉鎖を追加。太陽誘電も3月、国内正社員の2割に当たる330人の希望退職を募集する。同社にとって30年ぶりの人員削減となる。

業績悪化の主因は、テレビやパソコンなど完成品メーカーの在庫調整によるものだ。「今年後半には需給が逼迫する可能性もある」と大和証券キャピタル・マーケッツの佐渡拓実シニアアナリストは分析する。

スマホ向けは“2強” 技術力に差はなし

一時的な調整とみられるにもかかわらず、なぜTDKや太陽誘電はリストラに踏み切ったのか。セラコン市場では目下、地殻変動が起こっている。両社を“負け組”に追い落としたのが、韓国サムスングループのSEMCOだ(図)。

 

 

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