ソニーが「プレステ4」の国内価格を値下げ 日本市場をテコ入れ

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 9月15日、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、据え置き型ゲーム機「プレイステーション4」の日本国内の販売価格を10月から値下げすると発表した。写真はPS4の広告、都内の家電販売店で6月撮影(2015年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 15日 ロイター] - ソニー<6758.T>のゲーム子会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は15日、据え置き型ゲーム機「プレイステーション(PS)4」の日本国内の価格を5000円値下げすると発表した。

PS4の値下げは初めて。好調な米国・欧州に比べ、出遅れている日本での販売をテコ入れする。

10月1日から、現行の3万9980円(税抜き)から3万4980円(同)に引き下げ、日本で2度目の年末商戦に備える。PS4は2013年11月で米国・欧州で発売。日本では14年2月からの発売で、スタートのタイミングも遅かった。今回の値下げは日本だけで、米国・欧州の価格変更は未定。

日本市場を担当する盛田厚取締役(SCEジャパンアジア社長)は記者団に対し「欧米はPS4の普及率は伸びがすごく早くて、これと比べると日本は差がある」と指摘。その上で「PS4は(ゲーム好きだけでなく)ほとんどの家庭にあるという状態にしたい」と述べ、値下げを機会に日本販売を加速する考えを示した。

またソニーは、米国などで先行展開しているストリーミングゲーム「Now」の商業サービスを16日から日本で開始すると発表した。米国(14年7月)、カナダ(同)、英国(15年7月)に続き、世界で4カ国目の展開。

クラウドサーバーにあるゲームソフトを1本200円でレンタルできるほか、1カ月2315円の定額料金で100本以上のソフトが何度でも利用できる。当初は、PS4などのゲーム機に対応するが、ソニー製のテレビ「ブラビア」でも遊べるようにする予定。さらに、スマートフォン(スマホ)などへ対応機器を広げることも視野に入れる。

ソニーは開発中の仮想現実(VR)ゲーム機器の名称を「プレイステーションVR」に決定したと発表した。2016年前半の発売に向けて着々と準備を整える。

*内容を追加しました。

 

(村井令二 編集:吉瀬邦彦)

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