では、オフィス内の仕事が多い人は安心なのかと言うと、そうでもありません。冷房の効いた屋内にいると汗もかかず、のどもさほど渇かないので、一見安心感ですが、汗をかかないのが習慣になると、暑いと感じているのに汗が出ず、自力で体温調整ができなくなっていきます。
そうすると体内に熱がこもり、逆に熱中症になるリスクが高まってしまうのです。体外に排出されずに、余分な水分が溜まってしまうと、顔や身体がむくんできます。外に出る機会がない少ない方は、適度な運動を取り入れたり、のどが渇いてなくても小まめに水分を取って、排出する機会を増やすように心掛けましょう。
効率のいい水分補給は?
汗や尿による排出では塩分(ナトリウム)も流れ出るので、水分補給の際にはある程度の塩分補給も必要です。最近はフレーバーウォーターなど、ナトリウム入りの飲料水が出ているので、利用してみてください。
飲料だけでなく、生の野菜や果物からも水分補給ができます。サラダやフルーツも適度に取り入れましょう。きゅうりやトマト、レタス、スイカなどの夏野菜は90%が水分と言われているのでオススメ。この時期、コンビニでも手に入りやすいはずです。
〈みわ子流、水分補給に最適なコンビニアイテム!〉
●飲料水
・フレーバーウォーター
フルーツや野菜のほのかな香りが楽しめ、適度に塩分も入っているので、体に必要な水分とナトリウムをストックしやすいです。
・スポーツドリンク、エナジードリンク
大量にゴクゴク飲むのには向きませんが、適度な塩分と糖分が摂れ、そして疲労回復効果が望める、アスパラギン酸やカリウム、ビタミン類が入っているので、1日1本ぐらいをメドに取り入れてみましょう。
●野菜類
こと「水分補給」においては、温野菜よりも、生野菜のほうが効率的です。ドレッシングや、少量の塩をつけていただきましょう。
サラダや野菜スティックなどもいいですが、コンビニには、ミニトマトや、きゅうりなども並んでいます。そのままでも食べやすいので、レパートリーに入れてみてください。野菜の漬物やマリネも生野菜を使ったメニューです。
●果物類
果物も水分補給にピッタリです。塩分は入っていませんが、体を癒す、カリウムやフルーツ酸などが入っています。カットフルーツ、フルーツゼリー、100%果汁ジュースなどを取り入れてください。
汗をかきすぎても、逆に汗が出なくても、体には不調が出てしまうので、夏の体調管理は難しいもの。そして熱中症は「命の危険」を招きかねません。飲料水や野菜、果物で水分と塩分を賢く摂取し、大変な季節を乗り切りましょう!
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まるた みわこ / Maruta Miwako
美養食研究家/シニア野菜ソムリエ(野菜ソムリエの最高峰)
自身の体調不良により、健康でスリムで美肌になる 野菜や果物の効果をもっと追究したいと、野菜ソムリエの最高峰であるシニア野菜ソムリエを取得する。
「真の“美”体質」をテーマに、 カラダの中から"美"を養う料理を発信。
「美養食研究家」として、料理教室やセミナー、レシピ開発、 商品プロデュースなどを手掛けている。これまでに考えたレシピは400点、スムージーレシピ100点以上。
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