知らないと恥をかく!米国式「お酒」のマナー 「どんな白が好きですか」と聞かれたら?
米国のビジネスパーソンが、私たちと比べて、社交の場での振る舞いが洗練されているように見える裏側では、かなり多くの人たちが試行錯誤し、マニュアル的な本で武装しています。
前回は、パーティの場面を中心に、恥ずかしがらずに堂々と振る舞うことの大切さをお話しました。第2回目は、パーティに関連して、米国人のお酒の飲み方、付き合い方について紹介します。
平日の夜はハッピーアワーまで
日本人は、アルコールの分解酵素が欧米人よりも少ないと言われています。しかし、私が米国の組織で働いた経験から感じることは、もし、米国人よりも日本人のほうがアルコールによる疾病が多いとしたら、それは体質(肝機能)の問題ではなく、飲む量の問題なのではないかと思っています。
なぜなら米国人は、月曜から木曜までの夜、ほとんど外食しないからです。米国では夫婦で子どもの世話をするので、家族を持つ人にとって平日の夜は家族のための時間であることは、日本でもすでに知られているとおりです。
しかし、シングルの男性も女性も、平日の夜に友達とご飯を食べに行くことはありません。せいぜいハッピーアワーでグラス1杯か2杯のビールを飲む程度です。
ハッピーアワーは、17~19時くらいの来店客にビールやワインの値段を割り引くサービスで、日本でもこうした飲食店が増えていることはご存じのとおりです。
米国の平日では、ハッピーアワーに頼んだお酒がなくなると、みんな帰っていきます。平日の夜のレストランのテーブル席は、ビジネスにかかわる会食のお客さんがほとんどです。
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